賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

ツリバナ(吊花)

2009年05月03日 | 
町田市・薬師池公園内の「萬葉草花苑」では折々の山野草が咲いているので、
視線はほとんど下向きになります。

たまたま、上を見たときに目に入ったのが「ツリバナ(吊花)」。
ニシキギ科ニシキギ属で、花期は5~6月。
  
名前のとおり葉の腋から長い花序を垂らし、緑白色から淡紫色の花を数個ずつ咲かせる。
花も可愛らしいが、9~10月頃に熟す濃紅色の果実も色彩や造形の妙が魅力的とのこと。
その頃にはとっくに忘れていて、見逃すことになるのでしょうが…。


再び下向き視線で進むと「マツヨイグサ(待宵草)」が。アカバナ科マツヨイグサ属で花期は5~8月。
花が夕方咲くのが名の由来ですが、撮ったのは午後1時過ぎ。強い日差しを自分で遮りました。

花はしぼむと赤く変色するという特徴がある。
別名が「宵待草(ヨイマチグサ)」。これだと真っ先に「竹久夢二」とつながります。
「宵待草」
  待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草のやるせなさ 今宵は月も出ぬさうな
『宵待草』の「第2番」は、夢二が亡くなって4年後の昭和13年に映画が企画された際、
映画の主題歌には3行の歌詞は短すぎるとして、夢二と親しかった西條八十によって
新たに第2番の歌詞が加えられた。
ところが、宵待草の花が「散る」という表現が「月見草は萎むもので直ぐには散らない」という
指摘を受けて歌詞は「宵待草の花のつゆ」に訂正されたが、第2番が歌われることはほとんどなかった。
「宵待草」第2番(西条八十・詩) 
  暮れて河原に星一つ 宵待草の花の散る 更けては風も泣くさうな(改稿前)
(第2番の項はフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から引用)
リンクした高峰さんの歌は貴重なものかもしれません。

今回は別名「宵待草」を検索してから思わぬ方向に展開してしまいました。