賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

ツバキ 「百合姫」

2009年03月27日 | 椿・サザンカ
今回は20種以上もある、名前に「百合」とつくツバキの中から4種。
(つまり、私が撮ってあるのは4種だけということです)

「百合姫(ゆりひめ)」は白の一重、筒咲き、筒しべの大輪。花期3~4月。
筒しべの葯は濃黄色、肉厚の花弁にはしわがみられる。白花の一重筒咲き種では最大。

薬師池公園には百合姫の木が数本あり、2月頃からは行く度に1~5輪ほど咲いていたのですが、傷みやすい種類なのか良い状態の花にはなかなかお目にかかれませんでした。良さげなのは枝や葉がジャマだったりで…。
  
「福島百合(ふくしまゆり)」は濃紅色の一重、長筒咲き、筒しべの小~中輪。
薬師池公園のは白斑の入った花が多く、数輪あった紅単色は傷みがあって…。
長筒咲き(百合咲き)から咲き進むと、長い花弁が大きく反曲してラッパ咲きになり整った雄しべが露出する。名前から福島県産かと思ってしまいますが、実は長崎・田平産の野生ヤブツバキから選抜した品種。旧・福島町(現・松浦市)の町の花でした。

こちらは薬師池公園で「富田白百合(とみたしらゆり)」のプレートがかかっていたのですが、
ネットで検索してもヒットしません。白百合と、~白百合というのは何種かあるのですが…。

気を取り直して「山百合(やまゆり)」。
濃紅色の一重、椀~ラッパ咲き、筒しべの中輪。花期1~4月。
孔雀椿の自然実生種で、母樹に似て花弁と葉は細く、枝垂れ性。

〔説明部分は「新装版 日本の椿花」(淡交社・刊)から引用〕