リカバリー志向でいこう !  

精神科医師のブログ。
弱さを絆に地域を紡ぎ、コンヴィヴィアルな社会をつくりましょう。

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リハビリテーションセンター鹿教湯病院

2006年08月26日 | Weblog
 当院と兄弟病院でもあるリハビリテーションセンター鹿教湯病院の回復期リハビリテーション病棟を病棟スタッフとともに見学にいかせていただいた。古くからの湯治場の鹿教湯温泉にあるリハ専門病院としてすでに3つの回復期病棟を立ち上げ、上田や松本からリハビリテーションが必要な患者さんを受け入れている実績がある。これから回復期リハ病棟立ち上げる我々にとって役に立てるヒントやノウハウがたくさんあるはずだ。

 鹿教湯病院の南病棟はスペースにも余裕のある新しい病棟で、病棟内にディルームに加え、訓練スペース、複数のトイレ、小部屋、スタッフルーム等もある。当院ではリハチームに加わっていない臨床心理士もすべての患者に関わるなど大勢のスタッフの病棟配属、365日リハ、毎日のレクリエーション、入院時の多職種評価。カンファレンスの体制など当院とは多少違う。ハード、ソフトともに充実しており、リハ専門病院ならではの工夫が各所にみられた。また複数のリハ病棟や療養型病床も持った大きなリハ専門病院であるから、病棟ごとで患者さんの特徴に応じて疾患等をある程度ろえられるメリットもある。
 
 当院は混合病棟であり病棟もリハ向けに設計されていないのを転用しているので、運用において、いろいろ考えていかなくてはならないことも多い。

 手作りの、リハネットというファイルメーカーベースの情報共有&書類作成システムが活用されていた。リハにおいては情報共有こそ鍵なので、こういったものは何とかできるだけ早く導入したい。

 さすがリハビリテーションセンターと圧倒されることしきりであったが、当院の場合は地域中核病院のリハ病棟なので急性期、維持期への影響力や、居住地に近い(家族が着やすい。訪問もしやすい。退院後のフォロー、地域づくりにも関わりやすい。)というアドバンテージもある。なんとかよいものを作っていきたい。

 鹿教湯病院のみなさん。ありがとうございました。

 せっかくなので、病棟に愛称をつけようとメキメキ病棟(メキ3病棟)とかリバーサイド病棟(リバ3病棟)とか提案してみたが賛成してくれる人はおらず・・・・。