前回からの続きです。
10/12の土曜日、JR東日本の新利府駅付近にある新幹線総合車両センター公開イベントで、台車工場、組み立て工場を見て、その後センターの利府側端に保存されている保存車両を見ました。
この工場はかなり広い工場なので、これでも見学はまだ終わっておりませんでして、ここから戻りの行程となります。
保存車両の近くに、入れる建物があったので、そこへトイレ休憩を取るために入りました。するとここは見学施設だったようで、PRセンターであるようです。子供向けの施設で、プラレールや記念撮影用の新幹線模型がありました。
大きなE5系のビニール模型(?)。ちゃんとステッカーまで再現してます
プラレールはこの日は展示されているだけです。Nゲージ模型運転はありました
記念撮影用。一番奥の200系2000番台が懐かしいなあ
PRセンターの様子。休憩スペースになってます
ここからは新利府駅方向へ戻って行きますが、行きの行程では見なかった組み立て工場のもう1つの公開ゾーンを通っていきます。こちらではE3系2000番台が展示され、記念撮影と連結器の開閉体験が行われていました。またこういった基地公開では定番の、ミニ列車の乗車もやっていましたが、これはまたかなりの行列でした。
記念撮影用E3系2000番台
ここまで下側から寄れることは普段は無いですよね
台車です。台車も下側か見れることはなかなか無い
E2系1000番台J57編成の全般検査を行っていたようです
E5系のミニ新幹線。乗車は100mほどの距離だったと思いますけど、これでも長い行列。車両が短いから、一度に乗れる人数も少ないしね
スイッチでE3系2000番台の連結器カバーを開閉できる体験。JR東日本の新幹線ならではで面白い体験ですね
お昼御飯は食堂でカレーライス。駅弁とかもたくさん売ってましたけど、食堂で食べました。ちなみにカレーはすぐ食べられたんですが、蕎麦を食べようとしたうちの父は、かなり行列で待たされました。蕎麦は煮ないといけませんから時間がかかるんで数よねえ
見学車両として用意されていたE2系、E5系、E6系については、見るだけなのに恐ろしく混雑して行列になっていたので、見送りました。別段、駅で見られますしね。この後は最初の台車工場へ戻りましたが、ちょうど台車の交換作業実演のタイミングだったので、これを見ました。
驚いたのは、ここの台車取り外しは「逆転の発想」であること。基本的に鉄道車両(ボギー車)というのは、台車の上に車体が乗っていて、車体はボルスタやヨーダンパが無ければ、ただ台車に乗っているだけに近いです。新幹線も今はボルスタレスですので、ヨーダンパを外すだけなのですが、普通は台車と車体を離す時に車体を持ち上げます。ところが、ここは「台車を下げる」んです。係の人に聞いてみたところ、数年前までは車体をジャッキで持ち上げていたそうですが、一度に4両が限界で効率が悪く、1編成(6~10両)まるごと作業できるように台車をエレベータで下ろすという方法に変えたのだとか。実の所、今回工場見学でこれに一番驚きました。今までいくつも見てきた車両工場で、こういう方式を採用しているのは見たことが無かったですから。
積み上げられている車輪。一番手前はE1系(すでに全廃)、E4系用のT車の車輪です
400系の部品が積み上げられていました。3年前に全廃されたのに、部品はまだ捨ててなかったんですねえ
大きめのモーターですが・・・
200系のモーター。今年の3月までは動いていましたから、まあこれが残っているのは当然かな
台車工場も広い空間があります
E3系0番台を使用して台車交換実演です
まずは台車が下がっていきます
通路の反対側へ移動して、上に上がっていきます。通常はこのあと別の台車を付けるんじゃないかと思いますが、実演では同じ台車を戻します
エレベータで戻ってきた台車を取り付けます。確かに、時間を見ていても車体をいくつも持ち上げるよりこの方が早いんでしょうねえ
外に出て、先ほどのE3系を撮影
これで新幹線総合車両センターの見学は終了。体験イベント系を全部見てはいられないし、混雑もしていますので、ここで引き上げて、予定通り石巻線へ向かうことにしました。
新利府駅から岩切駅まで戻り、小牛田まで行って石巻へ抜けます。
新利府ー岩切間で、いまだに417系が留置されているのを見た。全車引退してからだいぶ経過したが、なぜか残されている
小牛田までは701系だった
小牛田に着くと、DE10形が貨車と連結作業をしているところだった
この白いコンテナは東日本大震災のがれきを運ぶ「がれきコンテナ」です。石巻港に向かって行く貨物でしたので、おそらく港から別の場所へ運ばれるのでしょう
石巻線のキハ40・48形がやってきたので、これで石巻まで向かいます
石巻では乗り継ぎの浦宿行きまでしばらく待ち合わせ。
震災後、前谷地までは6月に入っていましたが、石巻まで到達したのは初めてです。今回は、現状の石巻線終点である浦宿まで行って折り返します。
仙石線ホームには、キハ110系の陸羽西線色が止まっていた。現在、仙石線の石巻ー陸前小野は非電化による復旧となっている
仙石線ホーム付近にあるマンガッタンカフェで一休み。漫画家のサインが飾られていた
歴代仮面ライダーのフィギュアなどが飾られていた
コンテナ貨物列車
駅の改札口付近にある、仮面ライダー、サイボーグ009・003・001は健在でした
乗り継ぎの列車は、石巻線マンガッタンライナーでした。6月に来た時は撮影できなかった、赤い列車の正面も撮影できました
こちらは小牛田方面へ折り返す列車
小牛田で見た「がれきコンテナ」の列車が石巻まで到着しました。この後、仙石線貨物線を通って、石巻港へ向かいます
石巻線は、沢田ー浦宿で万石浦という内海の沿岸を通ります。ここは石巻湾から狭い入口を持った小さな湾のためか、植物などはわりと残っていたので、津波被害はあったようですが、大規模にならずに済んだように見えました
浦宿駅に到達。列車はここから折り返します
浦宿駅の場所は変わっていません。以前は無かった小さな堤防が作られています。バラストとPC枕木は敷き直されていて、一段高くなっています。草の生えた女川方面の線路跡が寂しく残っていました
駅前からは女川行きの代行バスが出ていますが、少し雨が降ってきたので、女川へ行くのは見送りました
最初の予定では、浦宿近辺を少し歩くことも考えていたのですが、時間的に暗くなってきたこと、小雨が降っていたこともあり、来た列車で戻ることにしました。
この日は石巻のビジネスホテルで宿泊しました。
石巻へ戻る
石巻駅の入口。駅舎の上の002は健在
駅前の道を歩くと、所々にサイボーグ009のキャラクター像があります。これは009
商店街のところに、「石巻立町復興ふれあい商店街」がありました。津波被害に遭われた商店が集まって作った仮設店舗です
次回は、10/13の行程に入ります。
10/12の土曜日、JR東日本の新利府駅付近にある新幹線総合車両センター公開イベントで、台車工場、組み立て工場を見て、その後センターの利府側端に保存されている保存車両を見ました。
この工場はかなり広い工場なので、これでも見学はまだ終わっておりませんでして、ここから戻りの行程となります。
保存車両の近くに、入れる建物があったので、そこへトイレ休憩を取るために入りました。するとここは見学施設だったようで、PRセンターであるようです。子供向けの施設で、プラレールや記念撮影用の新幹線模型がありました。
大きなE5系のビニール模型(?)。ちゃんとステッカーまで再現してます
プラレールはこの日は展示されているだけです。Nゲージ模型運転はありました
記念撮影用。一番奥の200系2000番台が懐かしいなあ
PRセンターの様子。休憩スペースになってます
ここからは新利府駅方向へ戻って行きますが、行きの行程では見なかった組み立て工場のもう1つの公開ゾーンを通っていきます。こちらではE3系2000番台が展示され、記念撮影と連結器の開閉体験が行われていました。またこういった基地公開では定番の、ミニ列車の乗車もやっていましたが、これはまたかなりの行列でした。
記念撮影用E3系2000番台
ここまで下側から寄れることは普段は無いですよね
台車です。台車も下側か見れることはなかなか無い
E2系1000番台J57編成の全般検査を行っていたようです
E5系のミニ新幹線。乗車は100mほどの距離だったと思いますけど、これでも長い行列。車両が短いから、一度に乗れる人数も少ないしね
スイッチでE3系2000番台の連結器カバーを開閉できる体験。JR東日本の新幹線ならではで面白い体験ですね
お昼御飯は食堂でカレーライス。駅弁とかもたくさん売ってましたけど、食堂で食べました。ちなみにカレーはすぐ食べられたんですが、蕎麦を食べようとしたうちの父は、かなり行列で待たされました。蕎麦は煮ないといけませんから時間がかかるんで数よねえ
見学車両として用意されていたE2系、E5系、E6系については、見るだけなのに恐ろしく混雑して行列になっていたので、見送りました。別段、駅で見られますしね。この後は最初の台車工場へ戻りましたが、ちょうど台車の交換作業実演のタイミングだったので、これを見ました。
驚いたのは、ここの台車取り外しは「逆転の発想」であること。基本的に鉄道車両(ボギー車)というのは、台車の上に車体が乗っていて、車体はボルスタやヨーダンパが無ければ、ただ台車に乗っているだけに近いです。新幹線も今はボルスタレスですので、ヨーダンパを外すだけなのですが、普通は台車と車体を離す時に車体を持ち上げます。ところが、ここは「台車を下げる」んです。係の人に聞いてみたところ、数年前までは車体をジャッキで持ち上げていたそうですが、一度に4両が限界で効率が悪く、1編成(6~10両)まるごと作業できるように台車をエレベータで下ろすという方法に変えたのだとか。実の所、今回工場見学でこれに一番驚きました。今までいくつも見てきた車両工場で、こういう方式を採用しているのは見たことが無かったですから。
積み上げられている車輪。一番手前はE1系(すでに全廃)、E4系用のT車の車輪です
400系の部品が積み上げられていました。3年前に全廃されたのに、部品はまだ捨ててなかったんですねえ
大きめのモーターですが・・・
200系のモーター。今年の3月までは動いていましたから、まあこれが残っているのは当然かな
台車工場も広い空間があります
E3系0番台を使用して台車交換実演です
まずは台車が下がっていきます
通路の反対側へ移動して、上に上がっていきます。通常はこのあと別の台車を付けるんじゃないかと思いますが、実演では同じ台車を戻します
エレベータで戻ってきた台車を取り付けます。確かに、時間を見ていても車体をいくつも持ち上げるよりこの方が早いんでしょうねえ
外に出て、先ほどのE3系を撮影
これで新幹線総合車両センターの見学は終了。体験イベント系を全部見てはいられないし、混雑もしていますので、ここで引き上げて、予定通り石巻線へ向かうことにしました。
新利府駅から岩切駅まで戻り、小牛田まで行って石巻へ抜けます。
新利府ー岩切間で、いまだに417系が留置されているのを見た。全車引退してからだいぶ経過したが、なぜか残されている
小牛田までは701系だった
小牛田に着くと、DE10形が貨車と連結作業をしているところだった
この白いコンテナは東日本大震災のがれきを運ぶ「がれきコンテナ」です。石巻港に向かって行く貨物でしたので、おそらく港から別の場所へ運ばれるのでしょう
石巻線のキハ40・48形がやってきたので、これで石巻まで向かいます
石巻では乗り継ぎの浦宿行きまでしばらく待ち合わせ。
震災後、前谷地までは6月に入っていましたが、石巻まで到達したのは初めてです。今回は、現状の石巻線終点である浦宿まで行って折り返します。
仙石線ホームには、キハ110系の陸羽西線色が止まっていた。現在、仙石線の石巻ー陸前小野は非電化による復旧となっている
仙石線ホーム付近にあるマンガッタンカフェで一休み。漫画家のサインが飾られていた
歴代仮面ライダーのフィギュアなどが飾られていた
コンテナ貨物列車
駅の改札口付近にある、仮面ライダー、サイボーグ009・003・001は健在でした
乗り継ぎの列車は、石巻線マンガッタンライナーでした。6月に来た時は撮影できなかった、赤い列車の正面も撮影できました
こちらは小牛田方面へ折り返す列車
小牛田で見た「がれきコンテナ」の列車が石巻まで到着しました。この後、仙石線貨物線を通って、石巻港へ向かいます
石巻線は、沢田ー浦宿で万石浦という内海の沿岸を通ります。ここは石巻湾から狭い入口を持った小さな湾のためか、植物などはわりと残っていたので、津波被害はあったようですが、大規模にならずに済んだように見えました
浦宿駅に到達。列車はここから折り返します
浦宿駅の場所は変わっていません。以前は無かった小さな堤防が作られています。バラストとPC枕木は敷き直されていて、一段高くなっています。草の生えた女川方面の線路跡が寂しく残っていました
駅前からは女川行きの代行バスが出ていますが、少し雨が降ってきたので、女川へ行くのは見送りました
最初の予定では、浦宿近辺を少し歩くことも考えていたのですが、時間的に暗くなってきたこと、小雨が降っていたこともあり、来た列車で戻ることにしました。
この日は石巻のビジネスホテルで宿泊しました。
石巻へ戻る
石巻駅の入口。駅舎の上の002は健在
駅前の道を歩くと、所々にサイボーグ009のキャラクター像があります。これは009
商店街のところに、「石巻立町復興ふれあい商店街」がありました。津波被害に遭われた商店が集まって作った仮設店舗です
次回は、10/13の行程に入ります。