データは こちら
感想は こちら
「机の上にバットがあるので、このタネを入れます。その木のタネがほとんどですが、その中に少しだけどそれとは違うタネがあるはずです。それが、その木に来る前に鳥が別の木で食べて運び込んだものです。それをを探して、取り出して、小さな容器に入れてください」
「私はいつでもカメラを持っていて果実があると写真を撮ります。それと小さいチャック袋を持っていて果実をとって5ミリ間隔の格子のついたシャーレの上に置いて写真を撮り、その後で茶こしに入れて果肉をとって種子を取り出してその写真も撮ります。その、野外、果実、タネの写真を並べました。それを(主催者の)リーさんがうまいこと冊子にしてくれました。
冊子を見る(A 青木さん撮影)
「これを見ながら出てきた種がどれか当ててみてください。もちろん質問してくれたら教えます」
と言って作業に入ってもらいました。参加者は大人、子供を合わせて30人余りでしょうか。6つの机に分かれて作業をしてもらいました。
A
A
「これなあに?」A
顕微鏡をのぞく(A)
私は日頃から種子を採集しているので、今回出てきそうな種子をポリ袋に入れてファイルに並べておきました。
標本を見比べる(A)
絵を描いたよ(A)
色々質問があり、おしゃべりしながら、40分くらいでしょうか、だいたい取り出しが終わったようでした。
「ではまだのところは作業を続けてもらって、たくさんあったタネの数をかぞえてもらいます」
「えーっ!」
「それにはこのカウンターを使います。」
と言って使い方の説明をしました。子供たちは興味を持ったようでした。ある班では1000個を超えたようで男の子が大きな声で「やった!1000を超えた!」と言っていました。それから黒板にタネの種類ごとに数を書き出してもらいました。
「数は少ないですが3本で15種類もタネが運ばれていました。木によって多い少ないがありますが、これは来る鳥の好みによって食べる果実が違うからですね。またその木の周りにある木がどういう木が多いかによっても影響されます。いずれにしても住宅地という海の中に浮かぶ島のような緑地を鳥が行き来することでタネを運んでいるのは確かだということがわかりました。」
「今日はこの前のようにおみやげがなくて申しわけないんですが、リーさんが作ってくれたこの冊子はいいおみやげになると思います。この前はフクロウの人形をあげたけど、今日は石粉粘土という粘土を少しずつ上げるので後で鳥など作ってみてね。」
鳥を作る(A)
「乾くと石膏みたいに硬くなって、絵の具や色鉛筆でぬれるからね。それから大人にはオリジナルの野草の絵葉書を持ってきたのでどうぞ」
絵はがき(A)
そうこうしているうちに時間になったので、子供たちと記念撮影して解散としました。今日も「楽しみながら学ぶ」ができたように思います。
青木計意子さんによる写真はAをつけました。
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