玉川上水みどりといきもの会議

玉川上水の自然を生物多様性の観点でとらえ、そのよりよいあり方を模索し、発信します

ウグイスカグラ 托葉

2016-04-15 01:09:17 | 3月の植物


ウグイスカグラ 2016.3.22

ウグイスカグラの茎をみると、茎に対してまるで茎にとりつけたようなものがあります。ちょうど皿か何かをつき抜いたようです。托葉の一種だと思います。なんのためか知りません。
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冬芽

2016-03-26 08:00:35 | 3月の植物


 冬の林は色がなく、静かに息をひそめていますが、冬芽は春をまっています。なにげなく木が立っている林として見るのではなく、その枝先を見ると、樹種ごとに形も色も違い、なかなか楽しいものです。3月になると冬芽がふくらんでいるのに気づきます。
 冬芽は魚の鱗のように重なり合っているので「芽鱗」(がりん)といいます。これは丈夫なもので、中にあるやわらかい新芽を守っています。芽鱗をもたない冬芽もあり、裸なので裸芽(らが)といいます。
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ヤマコウバシ

2016-03-01 08:02:51 | 3月の植物


ヤマコウバシ 2016.3.22

クロモジなどと同じ属で、冬のあいだも葉をつけています。
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ヤエムグラ

2016-03-01 08:00:48 | 3月の植物


ヤエムグラ 2016.3.21

道端に生えている雑草といってもよい草ですが、よくみるとかわいらしい花をつけます。葉には小さな突起があってザラつきます。
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ミミガタテンナンショウ

2016-03-01 07:03:55 | 3月の植物


ミミガタテンナンショウ 2016.3.21
テンナンショウとは聞きなれない名前ですが、天南星と書きます。中国語です。なぜこういうかは知りませんが、なんとなく夢がありそうです。かわった花ですが、これを仏炎苞といいます。仏像の立派なものは背後に炎のような形の背景がありますが、それを仏炎といいます。この中に花序があり、それを包んでいます。この形がなんとなくヘビみたいだというので、この仲間はマムシグサとも呼ばれます。この仲間は小さいうちはオスで、何年もかけて少しずつ大きくなり、ある大きさに達するとメスになります。性転換をするわけです。仏炎苞は一枚の紙を巻いたような作りになっていますが、オスではその合わさった部分に隙間があります。ハエの仲間が受粉しますが、雄花に入ったハエは花粉まみれになってその穴から出て、今度はメスの花に行って授粉をしますが、メスの花には穴がなく、かといって狭い筒なので上に飛び出ることもできず、雌花の下のほうで死んでいるのがみられます。
 この花は隙間があるオスでした。開いてみなさんに見せたかったのですが、2本しか咲いていなかったので、そっとしておきました。みなさん、とても興味をもって聞いてくださいました。

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