6月17日に小金井で「七夕の日、東京が変わる!−蓮舫さんとともに多摩地域大集会」がありました。「はけの自然と文化をまもる会」の横須賀さんに声をかけてもらって市民トークリレーで発言することになりました。定員600人くらいの会場は満員で、予約なしに来た人も多く1000人ほどが集まったそうです。
満員の会場
事前から熱気がすごく、蓮舫さんが登場すると大声が沸き起こり、こういう場に不慣れな私はかなり驚きました。
熱く語る蓮舫さん
蓮舫さんは間違いなく華があり、人を惹きつけるものを持っていると感じました。「いつどこ誰が何を語って決めたかを透明にする」ということを強調し、賛同の声が沸き起こりました。彼女への期待があることはもちろんですが、このところ続いている不透明なトップダウンの決定に対する不満が沸々と湧き起こっているのだと思いました。それを打破してくれるのが蓮舫さんという期待があるのでしょう。
その後、プラカードを持って蓮舫さんが壇上で会場を背後にし、全員がプラカードを持って記念撮影をしました。それから市民トークリレーとして8人が登壇し、私も発言しました。大観衆を前にして、私は柄にもなくアガッてしまいました。ま、それもご愛嬌です。発言内容は文末にあげておきます。
市民トークリレー話題は、地球温暖化、給食問題を含む多摩格差、生活困難者問題、飼育動物の殺処分、ハケの破壊道路計画、PFAS問題など多岐に渡り、皆さん熱弁を奮い、会場からも賛同の声が上がりました。
それから、都議、国政関係者の登壇、発言がありました。菅直人元首相、小池晃共産党副委員長はさすがに話がうまく、笑いもとりながら蓮舫支持を訴え、このままいけば都知事選は間違いなく上手くいきそうな気分になるほどでした。
現実にはそううまくはいかないと思います。しかし、市民の声が行政に届かないという意味では、今ほどひどい時代はなかったと思います。このままではこの国は民主国家とはいえなくなるようで気が重くなります。中国やロシアのように独裁者がいないだけにその改革が難しいともいえます。私自身としては、蓮舫さん個人を支持するというより、現状を打破したいという意味で、投票で意思表示をしなければならないと思いました。
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高槻と申します。大学で生態学を学んできた研究者です。蓮舫さんが「緑と共生する東京」を表明されたことを強く支持します。
私は小平に住んでいるので玉川上水の動植物を調べてきました。
東京に人口が集中した1960年代には小平には雑木林がいくらでもあり、里山の動植物に溢れていました。しかしその後は宅地化によって雑木林がどんどん減っていき、今ではごく限られた場所にしか残っていません。そうした中で玉川上水は羽村から杉並までの30kmにわたって細いながら繋がった樹林があり、そこには豊富な野草があり、昆虫や鳥がいて、いわば避難所のようになっています。そのことでどれだけ多くの都民の生活が豊かなものになっているかしれません。
その玉川上水の中でも小平は特に状態の良い樹林があるのですが、ここに樹林を分断する道路計画があり、それができると野草や昆虫や鳥類が住めなくなってしまいます。この計画は昭和の高度成長期に立てられたものです。
玉川上水の動植物の中には貴重な動植物もありますが、玉川上水の価値はそれだけでなく、かつてありふれていた武蔵野の雑木林の動植物が残っていることにあります。それが高度成長期に立てられた道路計画によって永遠に失われることになろうとしています。私はそれはしてはいけないことだと思います。それは私たちの世代の責任であり、私たちが選んだ行政の責任でもあります。
これは玉川上水の一部でもある井の頭公園や、玉川上水ではありませんが、ハケに連なる野川公園など、多摩の残された自然に共通のことです。
東京都は常に時代の変化を見極め、近未来、遠未来のあるべきビジョンを見据えながら、残された自然を次世代に引き継ぐ姿勢を持つべきです。そのことを蓮舫さんに期待し、支援したいと思います。
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