めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

産後に食べると良いモノ

2008-03-12 | 産・婦人科ゴト
今日は産後に食べると良い食材たちを紹介します


先ずは“黒砂糖”

何はともあれ“黒砂糖”です。とにかくこれは絶対飲んで!と強くオススメしたいくらい手軽で効果抜群

以前紹介しましたが、黒砂糖には胃を温め健康にする。血を増やす。血の巡りを良くし滞りをなくす。風寒の邪気を追い払う

等の作用があります。産後は体力が落ち血も消耗していて抵抗力も落ちています。そんな時にピッタリな黒砂糖はお湯に溶かして飲むだけで

温かいまま飲んでくださいね。冷やすのは胃腸に負担がかかるのでダメですよ~


1月に出産を終えた方にヨッシーからもらった貴重な“益母草エキス入り黒砂糖”をお分けして産後すぐから3日目くらいまで飲んでもらいました。

1日1~2回(1回にコップ1杯、黒砂糖大匙山盛り1杯)飲んだだけなのに主治医の先生や看護婦さんたちから「子宮の収縮が異常に良い」と驚かれたそうです。 ヨッシーに感謝

子宮の収縮が良いと言う事は悪露の排出も良くなるので、産後の回復が早くなります。この方、今は睡眠不足で大変なようですが、母体に大きな問題もなく母乳で育ててらっしゃいます。

特別に薬を飲むのではなく薬膳でサポートをしているので、毎日続ける必要もなく気軽に取り組めるのがいいようです


他のオススメ食材は~粟、牛乳、卵、鶏肉、野菜、果物(特に蓮根、菜花、大豆もやし、昆布、レタス、りんご、バナナ、ナツメ、みかん)~
アッサリした物が多いのかな?

そして母乳の出を良くする効果のあるものには~胡麻、豚足、落花生、豆腐、鯉、乳製品、冬瓜、小豆、もち米~

があります。スープやお粥にして食べるのが消化に良くていいですよ


それから忘れてはいけない便秘対策

産後は力(気)不足や潤い(血)不足←出産で消耗
が原因で便秘になりやすいのです。なるべく薬に頼らず解消したいですよね。

黒胡麻、胡桃、蜂蜜、さつま芋、牛乳には便秘解消効果があるので適度に食事に取り入れると

黒胡麻+胡桃+蜂蜜のペーストを作って常備すると手軽に摂取できて便利ですよ


ちなみに私はこの秋~冬はさつま芋+牛乳をよく摂取していた為か?便秘知らずでした。(←もともとは便秘しやすい


いつも言っているように“バランス良く摂取する事が大切”なので、同じ物ばかり食べ続ける事の無いように注意してください。

例えば、、、始めに紹介した黒砂糖は温性なので摂り過ぎると悪露の量が多くなりすぎたり、熱がこもってお腹にガスが溜まる等の症状が現れます。

「産後7~10日目まで摂取するのが良い」とされているので、状況を見て調節する必要があります。今回の方は「冷えとは無縁」でどちらかと言うと熱が溜まりやすい体質だったので、産後3日目までの摂取にしてもらいました。


本に書いてあることをそのまま実践するだけでないのが中医学。色々な経験や知識に基づいてその都度対応を考えなければならないので、本当に頭をつかいます

適度に運動もしないとバランスが

運動、、、しないとなぁ



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