めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

塩味の小豆

2011-01-23 | 薬膳&食療(豆/穀類)
いよいよ冬の最後の節気“大寒”になりました。

日が徐々に長くなって行き、日中の日射しにも弱々しさは感じられなくなってきています。

春はもうすぐそこ!


でもまだまだ寒い冬。 残り少ない冬の間にやっておくべき事は無いかな???

と考え思い当たったのが小豆です。

この冬はまだ一度炊いただけで2袋も残っています。(1袋は頂き物)






小豆は腎を補う事で利水し、解毒の効果もあります。五行説で腎に対応する季節は冬。冬に小豆をよく食べるのは身体の方が必要としているのかもしれません。

小豆といえば、あんこに赤飯、小豆粥、南瓜のいとこ煮くらいでしょうか?

甘くしてしまう事の多い小豆ですが、塩は腎への運び屋として働いてくれるので、塩味にするとより小豆の補腎効果を高める事が出来ます。

それに小豆をもっと気軽に頻繁に食べたいから何とか甘くない料理法を考えたいなと思っていたので、この週末に試してみました。

まず、小豆を粒がしっかりと残るように煮て煮汁がほんの少しになった時に少しだけ(乾燥小豆200gに塩ひとつまみ)塩を加え、鍋を大きく振って塩が全体にまわるようにします。

煮汁がほぼ無くなるまで少し加熱して完成。



程よい食感もあり、砂糖を加えてないのにほんのりと甘みを感じます.豆本来の甘みなのですね!

甘納豆とはまた違った美味しさのお茶請けになりそうです。


そして、朝のパンのお供にと作ってみたのが小豆ペースト。金時豆や大豆で作るのと同じようにペーストにしてからオリーブオイルと玉ねぎを加えてみたら、このままイタリアンでいけそうだったので、ハーブを加えて塩で味を調えました。

金時豆や大豆と同じ様に美味しく、でも全く同じではなく小豆の個性が感じられる美味しいペーストになってかなり満足しています♪


残り1袋も同じようにするか?新たに}冒険するか?


春までにしっかり解毒できそうです。







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