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市川市・国府台遺跡大規模な溝状遺構を発見

2022年09月24日 | Weblog
 千葉教育委員会は23日、市川市国府台「国府台遺跡」で、今年8月からの発掘調査で見つかった遺構を公開した。
 今回の調査では、長さ約30mに及ぶ大規模な溝状遺構や建物の基礎とした版築遺構が見つかった。
[参考:千葉県教育委員会HP、読売新聞]

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 国府台遺跡
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市川市・国府台遺跡 外郭柱列跡と溝跡か

2009年01月14日 | Weblog
 市川市国府台の「国府台遺跡」で、古代・下総国(千葉県北西部周辺)「国府」外郭の可能性のある柱列跡と溝跡が出土した。
 出土した柱列跡は東西約10mで、木柱を立てていた柱穴(直径60~70cm)が約1・5m間隔で並んでいた。木柱は、国府外郭の可能性があり、板塀、または萱葺きの塀などの支柱だったとみられる。柱列跡の南側約6mには平行して、幅約1m、深さ60~70cmの溝跡も出土した。木材などの出土物はないため、奈良・平安時代のどの時期かは不明。
 柱列跡の付近では、廃棄されたとみられる大量の軒丸瓦の破片が出土した。瓦の様式は、同遺跡北東にある下総国分寺跡周辺で出土した瓦と合致し、同じ所で焼かれ共有していた可能性がある。
 同国府はこれまで、遺構の出土例が少なく、全体像は謎に包まれたまま。
 今回の調査地点近くの北西では、以前の調査で同様の柱列跡が確認された。線をつなぐことで、わずかではあるが、国府の輪郭が浮かび上がり、国庁は出土遺構の北側にあった可能性が高くなったとする。
[参考: 読売新聞]
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