歴歩

歴歩 歴史は歩く。ゆっくりと歩く。それを追いかける。

明日香村・飛鳥池遺跡 7世紀の木簡に伎楽面の酔胡王を描いたとみられる木簡が見つかる

2022年10月29日 | Weblog
 奈良県明日香村の飛鳥池遺跡(7世紀後半)で、伎楽(ぎがく=呉楽(くれがく))に使用する面「酔胡王(すいこおう)」を描いたとみられる木簡が出土していたことがわかった。
 奈良文化財研究所は、ペルシャ系のソグド人の王を表す伎楽面の酔胡王と判断した。
 日本書紀には、百濟人味摩之が呉(中国の南部)で伎楽の舞を学んで会得し、日本に伝えたことが記されている。

 『日本書紀』巻二二推古天皇二十年(612) 是歳。(略)又百濟人味摩之、歸化、曰「學于吳、得伎樂儛。」則安置櫻井而集少年令習伎樂儛。於是、眞野首弟子・新漢濟文二人習之傅其儛、此今大市首・辟田首等祖也。
[参考:読売新聞]

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ウズベキスタンのサマルカンド州・カフィルカラ遺跡 王族の装身具が出土

2019年02月28日 | Weblog
 国立民族学博物館(大阪府吹田市)と帝塚山大(奈良市)の調査チームが28日、ウズベキスタンにあるシルクロード都市サマルカンド州のカフィルカラ遺跡でゾロアスター(拝火教)を信仰したソグド人のものとみられる、ハート形の金製品や指輪飾りの装身具など約20点が城の玉座付近の祭壇から見つかったと発表した。
 出土品が藤ノ木古墳(奈良県斑鳩町)の金銅冠の部品に類似していることも指摘。ソグド人の宝飾文化がシルクロードを経て日本に及ぼした影響を考える上でも重要としている。
[参考:共同通信、毎日新聞]

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 カフィルカラ遺跡


ゾロアスター教の金製品など出土 日本の調査団が発表、ウズベク
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