歴歩

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甲府市・甲府城下町遺跡 江戸時代の「甲州金座」跡が出土?

2012年10月10日 | Weblog
 山梨県県埋蔵文化財センターは、戦国時代から江戸時代に甲斐国で使用された金貨「甲州金」の製造拠点「金座」とみられる遺構が甲府城下町遺跡(甲府市中央2丁目)の城東通りと遊亀通りの交差点脇の地表から約1mの深さで出土したと発表した。 甲州金の金座跡は、文献などから同市内にあったとみられていたが、具体的な場所は分かっていなかった。
 周辺から出土した陶磁器などから江戸前期の17世紀頃の遺構とみられる。
 出土したのは、石臼の炉や、鞴(ふいご)に取り付ける「羽口」と呼ばれる管、溶かす金を載せる素焼きの土器「かわらけ」など計13点。それぞれに微量の金が付着していた。石臼炉の周囲は赤く焼けた状態で、高熱にさらされていたとみられる。
[参考:2012.10.6山梨日日新聞、10.10読売新聞]

過去の関連ニュース・情報
 2009.1.10 甲府市・甲府城下町遺跡 金の粒が付着した土器片が58点見つかる

2012.11.6追記
 産経新聞のニュースで「甲府城下に金座」と記事が出ていた。先(2012.10.19付)の朝日新聞記事を合わせてみると、
 石臼炉は直径約40cm、中央に直径約15cmのくぼみがある。中からは灰、周りには銀が付着していることが県立博物館の蛍光X線分析で分かった。 鉛の成分も確認されている。 「灰吹法」と呼ばれる精錬技術で金を精製していたことを証明するものとしている。
 出土品は県立博物館(笛吹市御坂町成田)で開催中の企画展「黄金の国々-甲斐の金山と越後・佐渡の金銀山-」(12月3日まで)で展示されている。

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済州市高山里遺跡 韓国最古、新石器時代草創期の村遺跡、竪穴住居26棟などを確認

2012年10月10日 | 韓国の遺跡・古墳など
 済州文化遺産研究院は9日、済州市翰京面高山里遺跡(제주 고산리 유적)を発掘調査した結果、平面円形の竪穴住居(움집)26棟を確認したと発表した。新石器時代の人々が定着して形成した村遺跡では最も古い証拠としている。
 高山里遺跡で初めて確認された高山里式土器(고산리식 토기)と命名した新石器時代草創期土器と隆起文土器、模様のない土器などが出土した。
[参考:聨合ニュース]

過去の関連ニュース・情報
 高山里先史遺跡 試掘調査で1万年前の遺構や遺物が多量出土 けつ状耳飾も

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