公演名：社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」

日時:
　平成２２年１月２０日(水)１８:３０～
場所：
　広島アステールプラザ　大ホール
出演：
　杉浦正士・渡部又兵衛・松下アキラ・福本ヒデ・竹内康明
　若林幸樹・アジャ松田・石坂岳史・桑山元延・土谷洋志
感想：
　ほどほどに満席状態でした。
１階席はほぼ埋まり
２階席に若干空きが見られ
当日券もまだとあるといった感じ。
プロモーターとしては
イマイチかもしれませんが
広島にしては健闘していました。
さて、総評は”Ｂマイナー”です。
可もなく不可もなく
誰でも楽しめる安心設計です。
でも、若者には人気はないだろうなぁ。
客層はやっぱり高めのアベックが多く
演者と観客が高齢化に向かっています。
服装も派手さのないノンポリ系です。
さすがは社会風風刺コント集団ですね。
チケットにもちゃんと書いてありますし。
さて、問題の内容ですね。
もちろん、面白いです。
でも、そのコントの面白さを
人に説明するってとっても難しい・・・。
まずは、お得意の政治ネタですが
鳩山、小沢に小泉、小泉ｊｒ．、前原等々
テレビでおなじみの面々も交え舞台に登場です。
ネタも前日の国会や報道もすばやく盛り込み
その鮮度のよさは天下一品です。
アドリブがあるといっても
さすがに芝居などではこうはいきません。
ちなみに地方ネタとして
広島県新知事及び県政、そして、新市民球場
広島市長のオリンピック誘致問題なども
取り上げて笑いを誘いますが
正直笑っている場合じゃないんですけど。
さて、時代の有名人たちが全員、
ニュースペーパーの誰かに似ているかといえば
そうでもないのは仕方がない。
そのどうしようもないところを
創意工夫でがんばっているとこが愛らしい。
政治ネタではありませんが
なんと”のりＰ”が堂々の登場です。（笑）
もちろん、ぜんぜん似てません、でも笑えます。
どのメンバーが演じるのかは想像にお任せします。
また、芸能ネタや事件なども取り上げるので
前述の”のりＰ”に”オレオレ詐欺”、
さらにさらに各有名都道府県知事もちゃんと登場します。
ニュースペーパーの政治ネタは
マスコミなどに取り上げられるので有名ですが
こちらが本家本元のネタですから面白いですし
テレビの”出落ち”演出とは違い
ひとつひとつのコント脚本がキラッと光ってます。
もちろん、お馴染みの”さる高貴なご一家”ネタは健在です。
日本一有名なご家族の肖像、あえて触れません。（笑）
最後に、知人からはもっと濃いネタが見たいなどと
過激な発言がありましたが
ニュースペーパーはアングラ系とは違いますので
この寸止め感がよさだと思っています。
もっと小さい劇場だともう少しはダークでしょうけど。
でも、広島公園はお子様からお年寄りまで
ご家族で楽しめる幅の広いエンターテイメントなんです。
だから、みんなもっと劇場に観にいこう！！
また広島に来るぞ！！って言ってくれましたし。
まぁ、年初め一発目の舞台としては
無難なチョイスかつナイスセレクトということで
本日終了。