広島で芝居を楽しむためのブログ

広島での観劇レビューや日々思うこと徒然と。芝居で生の驚き、生の迫力、生の感動を多くの人に知ってもらいたい。

公演名:『罪のない嘘』〜毎日がエイプリルフール〜三谷幸喜作「アパッチ砦の攻防」より

2020年02月23日 | 観劇レビュー
日時・場所:
 2020年2月18日(火)19:00/JMSアステールプラザ大ホール
作・演出:
 三谷幸喜/モトイキシゲキ
出演(広島公演):
 佐藤B作・辰巳雄大(ふぉ~ゆ~) ・小林麻耶・菅原りこ・あめくみちこ
 ・黒田こらん・小林美江・山本ふじこ・中西良太・まいど豊・佐渡稔
 ・梅垣義明・鈴木杏樹・片岡鶴太郎
感想:
 ずばり面白いです。
やっぱり脚本がいいと
テンポや役者が生きてきますね。
もともとわかりやすいストーリーであることや
再演によって洗練されていることも
影響しているんでしょうけど。
ちなみにちょこちょこ地方ネタや
時事ネタが放り込まれているのは
ご愛敬ってやつでしょうか。
こちらは演者のアドリブって
ところもあるでしょうけど。
 客入りはほぼ満席。
男女比率半々って感じでしょうか。
これだけ男性率が高いのは珍しく
往年の東京ボードビルショウファンが
潜在的いるということか。
まさか鈴木杏樹ってことはないと思いますが
自分は全く知らないからと言って
巷ではフィーバーしていることもあるので
侮れないのが世の中です。
 さて、舞台はマンションの一室というシチュエーション、
結構しっかり作りこんだ舞台セットでした。
小道具系もしっかり実物でソファーも
なかなか良いものを使用している様子でした。
衣装は現代劇ですから衣装協力で
こちらも良いものを使っている感じ。
 演者はやはりB作ですね。
うまい、面白い、花がある!?
やっぱりダメおやじを演じさせると
きらりと光ります。
もちろん佐渡稔、あめくみちこ、山本ふじこなどの
東京ボードビルショーの面々は舞台俳優っていう
往年の演技を見せ安定感抜群です。
小林麻耶と菅原りこは芝居っけというか
色気がないうえ演技はお遊戯会です。
しっかりきっちり発音はしていますが
演技をつけられるレベルにないというか。
鶴ちゃんはコント風味の芝居でいい味だしており
一方、梅ちゃんはカラーを抑え無難なお芝居。
鈴木杏樹ですが色気はありませんが
無難な演技でテレビ俳優的シンプルさ
ちょっと抑えめだったのは
舞台外での騒ぎがあったからなのか!?
 ちなみに演出ですが
モトイキシゲキ演出って観たことないので
どこら辺がそうなのかわからず。
演者の色なのか演出なのか
ちょっとわからず。
芝居のテンポはよかったのですが
でもちょっと長いかも!?
2時間半の内容で20分の休憩
7時スタートの21時50分終了予定。
あの休憩が良いなんて言う人も
おられるので何とも言えませんが。
ノンストップ2時間という選択は
いかがでしょうか!?
 それでは、お待ちかねの総評です。
総評は、ずばりBマイナーです。
ちょっと厳しいでしょうかなぁ。
誰でもライトに観られ
楽しめる芝居なのでBでもいいと思う!?
でもゲスト人がちょっと弱く
エッジが効いてなかったのが
マイナスポイントでしょうか。


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