日時・場所
2007.11.23 18:00 はつかいち文化ホ-ルさくらぴあ大ホ-ル
作・演出:
連城三紀彦・赤堀二英
出演:
浅野温子・赤井英和・生稲晃子・金山一彦
感想:
客の入りは7割弱。
1階席の後ろ部分に空席が目立ち
2階席はほぼ全滅状態でした。
客層もまさに”さくらぴあ層”で
近隣の方が来ている感じ。
まぁそのこと自体は
ほほえましく文化振興がなされているので
まったく問題もなく依存もありません。
しかし、マナーは別問題です。
確かに観劇件数が少ない人でも
舞台中の私語や騒ぐのは論外です。
楽しく見るのであれば家でひとりで
テレビやビデオで見てください。
頭にきたので一様書いてみました。
さて、総評はCマイナーです、
でも限りなくDに近い、残念ですね。
最初から期待していないので
ハードルは低かったのですが
その下をいってしまいました。
展開はついていけない。
決して早いからではなく
純粋にわけがわからないだけです。
脚本が???ですね。
演出も不必要に舞台転換があり
芝居自体が細切れ状態ですね。
後、休憩があったのが理解できず・・・。
はっきりと必要ないです。
確かに舞台セットは豪勢で
ちゃんとお金がかかってましたよ。
さらにマイナス点は赤井秀和です。
完全に浮いちゃっています。
周りの人も上手なのは上手なのですが
完全に引きづられているというか
あわせちゃっているというか
全体的にレベルが下がってます。
衣装もよくわかりません。
まったく親近感がないというか
理解できないというか
感情移入の妨げになってました。
普通だけど普通じゃない。
この芝居は赤井秀和や浅野温子などを
見に行こう!!というものでした。
”さくらぴあ”がそれが目的であれば
それはそれでいいと思いますし
観客動員数が鈍いのもうなずけます。
今回は観客もそうですが
プロモーターや演者もいいイメージは
たぶんないと思います。
このような感じを続けていたら
観客は来ないし公演もこない
負のスパイラルにはまり込みますね。
かなり残念な舞台でした。
最初からまわりも
”行こう”という声はもちろん
”行ってみようかな”なんて悩む声すら
聞こえず行くことを公言しただけで
笑いがもれた理由が
ここにあるような気がします。
そういえば原作が連城三紀彦の短編です。
小説なら成立する話も
舞台という実体をもってしまうと
成立しなくなるという例ですね。
ちゃんと舞台用に脚本、演出をすれば
ある程度にはなるのですが
そこまで達してないんです。