広島で芝居を楽しむためのブログ

広島での観劇レビューや日々思うこと徒然と。芝居で生の驚き、生の迫力、生の感動を多くの人に知ってもらいたい。

DRACULAのつづき

2008年03月23日 | 舞台でふと思うこと
 ”潜水服は蝶の夢を見る”を見ました。
良い作品なのでみんなも見てくださいね。
 さて、昨日の”DRACULA”ですが
チケット販売に苦戦しているようですね。
まず、松平健でファン層がくると思ったのでしょうねぇ。
でも、カツラも着物もない松平健では
その吸引力もなかったということ。
さらにはミュージカルっていう層でもなかったこと。
また、一般のミュージカルファンも
食いつかなかったこと。
剱持たまき、真織由季、初風緑、初嶺麿代という
キャストも広島では通用しなかったこと。
最後に大塚製薬プレゼンツということ。
たぶん最初に”お金ありき”なんだろうなぁ。
大塚製薬が何かしようとして
大手広告代理店が企画したんだろうなぁ。
そして、それにのっちゃった・・・。
それで今の状況に。
企画書では上記の弱点がすべて
観客動員の”上乗せ”だったんだろうなぁ。
古典オカルトホラーのドラキュラで
ロマンチックなミュージカル。
中高年につよく最近バラエティで
若者にも認知されている松平健が主演して
脇を剱持たまきなどが固める。
”いかがでしょうか!!”。
パワーポイントでプレゼンする
その勇姿が瞼に写るではありませんか!!

舞台の映像化について パートⅢ

2007年02月20日 | 舞台でふと思うこと
 今日も話題は舞台の映像化ですが
今回は正確には舞台ではなくリングです。
そう、PRIDEオフィシャルビューイングで
”バト×シネ”ですよ。
バトルとシネマの融合なのでしょう。
2月25日}(日)11:00から同時中継です。
チケット5,000円。
これが高いのか安いのか、全くわかりません。
う~ん、これもひとつのエンターテイメント。
会場まで行かなくてよい。
チケット代が安い割にアップが見られる。
細かい動きが見られる。
解説などが付いている。
そのくらいがメリットでしょう。
デメリットは・・・、わかりません。
だって、リングの”生”感覚を知らないから。
また、行こうとも思わないから。
あんまり殴る蹴るっていうのは好きではありません。
だって、痛そうだから。
”イテテ”になっちゃいますし。
するのもされるのも・・・。
さて、個人的には興味がありませんが
どのくらい集客能力があるのかには興味があります。
見に行く人がいるのでしょうか!?
想像すらできません。
ですから申し訳ありませんが、レビューもなしです。(笑)
逆に行った人は感想を教えてください。

舞台の映像化について パートⅡ

2007年02月19日 | 舞台でふと思うこと
昨日はデメリットばかり書いた気がするので
一晩明けてみると読み返す勇気はありませんが
ちょっとフォローをいれてみます。
映像化のメリットとして新聞にあったように
自分の観た舞台を再度観ると
劇場では気づかなかった細かい演出がわかります。
物語は確かに舞台中央で行われているため
周りの小ネタが行われているのを見逃しやすい。
その点カメラではしっかり
おさえられており大変親切ですね。
また、プレミアムチケットは入手困難なうえ
最後尾だから遠くて見えない、
大きい人が前列で隠れて見えない
なんてことはないので安心です。
また、暗がりの中いちゃいちゃするカップルや
劇団を解説する謎のインテリ親父や
おしゃべりおばちゃんなどはいませんから。
何より役者の表情まで本当によく見えます。
そして最大の魅力は好きな時間で見られる。
確かにゲキ×シネなどは指定日指定時間ですが
DVDになると再生や停止は思いのまま
大好きな役者のあんなポーズこんなポーズ
お気にのせりふをリピートなんてことも。
さらには、観劇場所もそんなに遠征しなくてよい。
行きと帰りに数時間かけるなんてナンセンス。
ゲキ×シネなら仕事の帰りに
DVDなら恋人同士や家族団らんで
楽しめる舞台の映像化。
高価なチケット代を考えいると
結構コストパフォーマンスはよいのではないしょうか。
最後の最後で問題があるとすれば
家で見る場合、まぁ妥協するとしても
50インチクラスの薄型テレビがいるってことですね。

最近の舞台の映像化について

2007年02月18日 | 舞台でふと思うこと
みなさん、新聞はどこですか。
いろいろもらえる読売か
インテリ気取る朝日か
微妙な論調の毎日か
似非ビジネス必携の日経か
広告会社の地元中国でしょうか。
まぁ、当方は中国新聞ですが・・・。
ということでつかみは終了
それでは本題です。
こんな書き方しているから
”口が悪い”なんて言われるのでしょう。(笑)
愛読の中国新聞の文化面にありました。
舞台の映像かは是か非か。
昨今、ゲキ×シネだけでなく
NHKはもちろんWOWWOWなどで
テレビ放映が増加してますね。
まぁ、触れる機会が少ない地方にとっては
メリットは確かにあると思います。
しかし、これを見て舞台のすべてを
理解したなんて思ってもらうと非常に残念ですね。
やっぱり”生”が一番ですから。
この点においては弊害があるといわざるとえない。
確かにチケットは高額で
人気舞台は手に入りづらいなんてことがありますが
それを乗り越えるからこその楽しみがあるのですから。
また、見に行った舞台すべてが名作ではなく
10作中6作ぐらいは残念なことに。
でも、そんなの当たり前のことなのです。
実際に映画だって面白い率は・・・。
ベストセラー本だってまともな率は・・・。
”時間を返せ!!”って憤ったこと一度や二度では。
障害が大きければ大きいほど愛は燃え上がるのです!!
まぁ、そんなことが書いてありました。
ひとつ不満だったのは
舞台映像化に警鐘を鳴らす人物として
野田秀樹が登場してました。
”舞台は料理と同じ。そこへ行って味わえ。
テレビで面白い舞台はあやしい。
生の雰囲気が一番だ。
テレビで舞台が受けている現状が理解できない”
なんてことが書いてあったこと。
いやぁ~、同じようなことをいっているように思えますが
あの人には言われたくないなぁ。
正直、舞台は観たことありませんが
書いているものを読んでいる限りでは
エンターテイメントとして
”うまい”とは思えないのですが。
まぁ、舞台になるとその才能を余すとこなく
発揮できるのかもしれませんが。

第17回下北沢演劇祭

2007年01月30日 | 舞台でふと思うこと
 2月に第17回下北沢演劇祭が開催されます。
内容的には聞いたことのあるものからないものまで。
でも、結構楽しいそうですね。
近くであれば参加したいのですがちょっと遠いなぁ。
世田谷区って結構おもしろいことたくさんやってますね。
いいこともわるいことも。
みなさん成功例としての世田谷をもてはやしますが
実際はその陰にとてつもない数の失敗例があります。
でも、楽しそうにやってる人がいるのがとても好きです。
やったことの1割でも成功すれば御の字
そんな気持ちでやっているのでしょう。
昔、学芸員を目指したことがあります。
美術館や博物館などで働きたかった。
好きで自らやってくる人はほっておいて
学校の行事なんかで無理矢理来る子を相手にしたかった。
1学年100人の社会見学
そのうちひとりでも将来興味を持って
そのみちにいってくれたら
そのうちひとりでも将来興味を持って
ライフワークにしてくれたら
たぶんその社会見学及び美術、博物館展示は成功だと思います。
楽しかった?つまらなかった?学校で行われた芸術鑑賞。
体育館一杯の学生の中でひとりでも
音楽へ進もう、演劇に進もう
そこまでいかなくても趣味でやってみよう
と思わせれば”勝ち”なんです。
演劇だってそう。
全員が楽しいわけではありません。
だって世の中楽しいことがたくさんあるのだから。
でも、ふとみると劇場で
いつでも楽しい芝居をみられる環境は
育て残していく必要があると思います。