広島で芝居を楽しむためのブログ

広島での観劇レビューや日々思うこと徒然と。芝居で生の驚き、生の迫力、生の感動を多くの人に知ってもらいたい。

宝塚花組・壮一帆、「オグリ!~」舞台げいこ

2009年05月31日 | 演劇ニュース
 元ネタはサンケイスポーツです。
舞台といっても芝居ではなく
ミュージカルとなっております。
ミュージカルだから元宝塚なのか
元宝塚だからミュージカルなのかは
全くわかりませんが
説経「おぐり」ってのは何!?
全くわかりませんが
これがもともとミュージカルに
向いている題材なの!?

<劇団四季>北海道旭川市を提訴 会場変更で損害

2009年05月30日 | 演劇ニュース
 元ネタは毎日新聞です。
劇団四季というより
プロモーターの旭川ドリームの会ですね。
といっても四季も市と協議したみたいですから
やっぱり劇団四季のお話かも。
アスベスト対策工事が突然ふってわくわけでもなく
市の責任はありますね。
だってアスベストが騒がれたのはかなり前ですし
対象建物かどうかなんて過去に調査済みのはず。
また、予算も行政のやることですから
一年以上も前から予算計上しているはず。
でも、講演会場の変更による部隊設営費の600万と
座席数減少による減収分を請求とは
かなり思い切ったというか
かなり頭にきている感じですね。

全国を旅するテント劇団「どくんご」、山口市中央公園で公演

2009年05月29日 | 演劇ニュース
 元ネタは山口経済新聞です。
特設テントですね。
懐かしいなぁ。
一時域は結構あったんですが
そういえば最近は見かけませんね。
もちろん大手劇団などの
本格的特設テントじゃないですよ。
本当に足場を組んで
屋根があり幕が張ってあるだけの
簡単設置って感じ物です。
そして舞台が近くへたすると
演者に当たっちゃり!?
でも隣の観客も近くて身動きできず
足がしびれちゃったり
体が痛くなったりするのも
ちょっと楽しい!?

史上初、仮面ライダーのミュージカル開催

2009年05月28日 | 演劇ニュース
 元ネタは@オリコンです。
仮面ライダーです。
ミュージカルです。
どっちも興味がないものの
コラボレーションです。
ライダーたちがお子さまのハートを
イケメンにぃちゃんがお母様のハートを
がっちりつかんでいるらしい
仮面ライダーですが
ついにミュージカル進出です。
まぁそういうことで
プロモーターは画策しているのでしょうね。

公演名:神様とその他の変種

2009年05月27日 | 観劇レビュー
日時・会場:
 2009年5月26日(火)19:00/広島アステールプラザ 大ホール
作・演出:
 ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:
 犬山イヌコ・みのすけ・峯村リエ・大倉孝二・廣川三憲
 長田奈麻・藤田秀世・植木夏十・水野美紀・山内圭哉・山崎一
感想:
 総評は”Bマイナー”です。
Aではないし、Cじゃない、だからBという
ものすごく消極的な判定になってしまいました。
自分がもう少し若ければもっと評価は上がっていたでしょうが
いかんせんもう若くないですから。(笑)
前にもありましたが高校生時代だったら
喜んでいたろうなぁと強く思う舞台でした。
体ではなく気持ちが若い人にはよかったのでは!?
さて、観客は2階席は開場してないみたい・・・。
1階席はほぼ満席の9割という感じでした。
カーテンコールの際観客動員数がぎりぎりだなぁって笑っていたケラ。
う~ん、本当にぎりぎりなんでしょうか。
たとえ脚本、演出的にはギリでも
プロモーター的には・・・だと思います。
もっと劇場に行こうよ広島県人。
市民球場、郵便貯金ホール、厚生年金会館などなど
いっつも同じじゃん。
なんて愚痴ってみました。
それにしても”ナイロン100℃”次回公演はないかもなぁ。
また、客層は思いのほか男性が多かったです。
多いといっても通常の1割が2割になった程度ですが。
ナイロンおよび客演を見ても想像がつくとおり
ミーハーやシルバーエイジはなりを潜め
デート系カップルも少なめでした。
いつもどおり会話などを盗み聞きしていると
ライト演劇ファンの小グループが目立ちました。
”追っかけ派”や”のめりこみ派”というより
舞台やっているから見に行こうというのが
ナイロンファンの広島での特徴でしょうか!?
それでは本質の演出、脚本ですね。(笑)
うん、いいです。
十分な及第点で手放しでほめられるレベルです。
テンポよし、ブラックテイストよし、
歌あり、笑いあり、クライマックスありと盛りだくさんの
面白い舞台なんだけどなぁ、若干古いかなぁ。(笑)
プロジェクターを使ったオープニングや
誰が誰をだまし誰が狂気を隠し持っているのか
徐々に明らかになるストーリー・アンド・どんでん返し
そしてある意味自己完結系内向的エンディングと
学生時代の自分ならば間違いなく喜んでいたないようです。
一昔前の前衛芝居?いや違う!!古いのではなく
今ではオーソドックスになってしまった形式なのでしょう。
若く清い魂であれば素直に受け入れられますが
狡猾で薄汚れてしまった魂では物足りなさを感じさせます。
ちなみに上演時間は前後半ありの堂々の3時間です。
しかし、奇妙なノリとテンポで時間を感じさせず
ケラリーノ・サンドロビッチのすごさを感じます。
舞台セットは基本のリビングルームの一室と
家の外壁が降りてくることで屋外となっており
それぞれ豪勢なものではありませんが
お金をかけ必要十分に細やかに作りこまれていました。
そうそう歌やBGMが異常なほどこってました。
こちらのほうに結構お金と時間がかけられていたようです。
最後にやっぱり役者ですね。
犬山イヌコと峯村リエがよかったです。
壊れている演技は秀逸ですね。
”ふつう”だけど”壊れている”。
一昔前なら静かな発狂でしょうか。
まさに心の中に狂気を飼っています。
そして、山崎一。
まさに名わき役です。
小市民を演じさせると右に出るものなし。
びっくりなのは水野美紀です。
大手プロダクションをはずたため
スキャンダルなどがもみ消せず
芸能界的には今のポジションになっちゃったのですが
確実に演技がうまくなってます。(笑)
ちゃんと演じています、ある意味感動です。
テレビでは大柄な感じがしますが
実物はものすごく細いです。
そのため舞台では”線”が細いのと
存在感が薄いのはしかたないのか!?
大倉孝二と山内圭哉はいつもどおりということで。(笑)
めんどくさくなったので残りは割愛します。
だって皆さん上手ですから。
目立たず、うかず、でも、自己主張はしている。
まさに舞台のバランスを保ちつつ芝居が構成されている。
どの役者がよかったなんて
後は見る人の趣味趣向ですから。
最後にこうやって考えをまとめてみると
いい舞台だったんだなぁと思います。(笑)
でも個人的には最後のパンチが足りなかったかな!?
何か心に響く、共感できる何かがあればよかったのですが。
でも、それが何なのか自分でも未だわかりません。