日時・場所:
2007.9.27/28 19:00 広島アステールプラザ大ホール
作・演出:
小林賢太郎
出演:
久ヶ沢徹・オレンヂ・小林賢太郎
感想:
今回はめずらしく褒めます。
だって面白かったから。
評評は堂々のBです。
脚本、演出、演技など及第点でした。
不満だったのは2点。
相変わらず観客動員数が少ないこと。
この舞台は大ホール向けではなかったこと。
以上だけです。
観客動員数が少ないのは
もっとしっかりしろ広島県人といいたい。
芸術や文化が大好物ですって
口で言っても行動が伴わないと。
これでは中高生の初めてのデートで
美術館などに行くのと一緒。
見え張っているだけで中身空っぽ。
ちなみに本気で美術館、博物館を
見ようと思ったらひとり行くべきです。
後、大きいホールだけに笑いが分散しちゃったし
舞台の息吹みたいなものを全面にだした芝居だけに
大ホール向けの舞台作りではないのでは!?
まぁ、そのへんはおいておきましょう。
今回良かったのはやっぱり脚本。
長さ、テンポ、展開と奇をてらったものはなく
まさに直球の王道芝居でした。
105分という長さがいいですね。
この話で前後編はあり得ませんし
ショートにするにはボリュームがある。
まさに”やるな!!”小林賢太郎って感じです。
展開も無理ながなくスムーズで
起承転結きっちりあるわかりやすい物語。
また、適度にちりばめられた笑いもいい。
言葉遊び的な笑いが多かったのが印象的でした。
また、くどくなくそつなく役者依存してないのがグッド。
しかし、役者が弱いのか問われれば
決してそんなことはなくキャラが立っている。
しかし、よい意味で相手を喰ったり
芝居を壊すこともなく三人が調和してます。
見方を変えると芝居というより
長いコントともいえるかもしれません。
舞台セットは足場と机のみ
小道具は原付、バイク、そして、ライトフライヤー。
必要かつ最低限でまさに中ホール向き。(笑)
そうそう観客ですが前にも書いたように少ない。
2階席はクローズド、1階席で7割弱?
これが初日だったので二日目はもっと増えたかなぁ。
下手をすると減ったかも・・・、いい舞台なのに。
客層も若い感じでカジュアル系がおおく
中には関西関東やテレビで
見かけるビジュアル系くずれ的ファッションもちらほら。
まぁ、否定はしませんが
広島では着て歩くところはないだろうと・・・。
ちなみにカップルが多かったのがねぇ。
たいてい女性グループが多いのですが
今回は違ったなぁ、肩身狭いなぁ。(笑)
まぁ、嘘ですけど。
舞台を観るって感じより
今はやりのお笑いライブを見にくるって客層でした。
出演者からしてそちら系のお客様が
ターゲットだったのかもしれませんね。
それで芝居作りもそういう作りなのかも。
面白かったと証明に
帰りにパンフなどのグッツコーナーに
大勢が大挙して押しかけ長蛇の列ができてました。
最後に再演ということで
演技も脚本も手をいれているようで
完成度の高い舞台になってたんだろうなぁ。