ホリデイ現役添乗員日記

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ヴィース教会で感動したこと

2010-09-26 18:45:25 | ホリちゃんドイツ
こんにちは、ホリちゃんです。 この前お話しした「新白鳥城」も素晴らしいお城です。

  

 しかし、そこから車で30分しか走らない、はっきり言って「田舎」の草原の真っただ中に
 世界遺産の素晴らしい建造物があるのが、ドイツのすごいところです。

   

 バイエルンアルプスの白い連峰を背景に、緑の草原に寄り添うようなたたずまいを見せているヴィース教会です。独特の白と茶色の牛が草を食み、間近なところで山羊にも会える
本当に牧歌的なところです。

   

  パステルカラーの淡いクリーム色をして、草原に寄り添う姿は風情がありますが、
  外観は、特に画期的といえるほどではありません。素晴らしいのは、内部です。
  中に一歩入ったとたんに、皆から、感嘆の声があがります。

     

  まるで、お城か宮殿の中にさ迷い出たという印象です。天井画が特に見ごたえがあって
  イエス・キリストを中心とする天の玉座が描かれ、周りになじみの十二使徒や天使が
  います。 そして、後陣中央の祭壇にイエス・キリストの彫像があります。

     

  1738年、この地方の農夫が、納屋でこのキリスト像が無造作に放置されているのを
  不憫に思い、夫婦二人で一心に祈りをささげていたところ、キリスト像が、涙を流して
  いたのです。それで、街の有力者に働きかけて礼拝堂を建てたところ、人々の願い事は
  かなうは、難病は治るはですっかり有名になり、世界中から、巡礼者が来るように
  なったそうです。 ここまでは、世俗的なストーリーでよくある話しです。
  
  しかし、その後がすごい! 世界中から集まる巡礼者に対応する大きなものにする
  だけでなく、ランツベルクの市庁舎建設で名声を得た、ツィンマーマンがこの巡礼教会
  の建築設計を手掛け、ロココ様式の集大成と言われるほど、芸術的完成度の高いものに
  仕上げたことです。もとをただせば、祈りとか、願いとか、無形のものがもととなって
  有形の、そして、普遍的な遺産に昇華されていった、このヴィース巡礼教会ができあが
  るストーリーに、ホリちゃんは、現地に赴く度に感動を覚えるのです。

     

  でも、行くのが大変そうですって? もし、あなたがホリデイツアーの参加者であれば
  新白鳥城へ行くのも簡単ですし、ヴィース教会へ行くにも、新白鳥城から、30分バスに
  乗るだけです。ドア トゥ ドアで簡単に効率よく行けます。ホリデイツアーを探せば
  新白鳥城やヴィース教会へ行くドイツのツアーは一年通して必ず見つかります!!
  では、皆様 御機嫌よう!


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