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file .219 Ted RADCLIFFE 【テッド・ラドクリフ】

2007-09-20 | Negro League
【二刀流】
Ted RADCLIFFE

ラドクリフが生まれたのは
ハンク・アーロンの生誕地ということで有名な
アラバマ州、モービル。
イリノイ・ジャイアンツでの打撃投手や
移動バスの運転手を経て、
1928年、デトロイト・ウルヴスで
投手としてデビューを飾った。

ラドクリフをユニークな選手たらしめているのは
何と言っても、彼が『投手』と『捕手』の
二刀流選手であるという事であろう。
31年にはホームステッド・グレイズ、
32年にはピッツバーグ・クローフォーズと
当時、最盛を誇った伝説の2チームに在籍。

ダブル・ヘッダーの第一試合ではマスクをかぶり
サチェル・ペイジの投球を受け、
第二試合で、今度は投手として登板し
相手チームを完封した事もあるなど
投打に活躍を続けたラドクリフ。
当然のようにオールスターチームに幾度も加わり、
エキシビジョンゲームでは
メジャーリーグチームをしばしば撃破した。

ペイジとは腹心の友となり、
ビスマルク・チャーチルズなど複数のチームで共にプレー。
引退後は、インディアンズでスカウトを勤めるなど
野球に携わり続けた。

プロ生活合計30チームに在籍し
4000本安打、400本塁打に加え、
500勝、4000奪三振を記録したといわれるラドクリフ。
ニグロ・リーグの歴史上、最もユニークな選手の一人であり、
さらに数字も伴った大選手でありながら、
野球殿堂入りは果たしていない。

2005年、死去。

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