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file.137 Happy CHANDLER【ハッピー・チャンドラー】

2007-01-12 | 2013年映画『42』
【歴代最高のコミッショナー】
Happy CHANDLER

1945年、第2代コミッショナーに就任したチャンドラー。
初代コミッショナーのケネソー・ランディスは、
歴代コミッショナーの中でも最高レベルに劣悪な
人種差別主義の独裁者であったが、
チャンドラーはその「名」の通り、
ハッピーな足跡を、メジャーリーグのみならず、
アメリカの歴史に残した。

1946年、ドジャースのオーナー、ブランチ・リッキーが
黒人選手であるジャッキー・ロビンソンと契約した。
チャンドラーは、ドジャースを除く、
全てのチームのオーナーの反対を押し切り、
ロビンソンとの契約を承認。
黒人選手に門戸を開くのに大きく貢献した。

1951年、一期限りで退任したが、
1982年、晴れて野球殿堂入りを果たした。
この年、同時に殿堂入りを果たした選手の中には
ハンク・アーロンやフランク・ロビンソンら
偉大な黒人選手が交じっていた。
アーロンは、チャンドラーと同時に殿堂入り出来た事を
名誉に思ったという。

チャンドラーは言う。
『何故、黒人はメジャーリーガーになれないのか?
 そう問われた時、“彼等が黒人だからさ”
 というのは理由にならないよ。』


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2 コメント

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Unknown (君の靴)
2007-01-13 01:44:48
エクスパンション、観客動員、球団間収入格差、薬物…どのコミッショナーもその時代ごとの大きな問題に直面し、全力で立ち向かったはずですが、それでもメジャーリーグにおける功績の大きさを考えると「黒人への門戸開放」は飛びぬけていますね。
当時の抵抗の強さを想像すると、逆にチャンドラー氏のリーダーシップの強さが理解できるような気がします。勉強になりました。
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チャンドラー (管理人)
2007-01-13 02:21:58
君の靴さん、こんにちは。
いつもありがとうございます。
今回、チャンドラーの事を書こうと思ったキッカケは、
いつでしたか、『チャンドラーのカット・オートを引いた大外れだぁ。』
みたいな会話を耳にした事を思い出したからです。
チャンドラーのカードを外れなどという輩に
ベースボールを愛する資格など無いです。

こんな事を書くと、きっと気を悪くする人もおられるでしょうが、
僕だったら、嘘と偽善にまみれた汚れた英雄、●ースのカットオートなど
速攻で売り払ってしまいますが、チャンドラーなら
生涯、大切なコレクションとして持っておきたいですね~!!!
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