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file.136 Al OLIVER【アル・オリヴァー】

2007-01-11 | MNO
【scoop】
Al OLIVER

1969年、22才でパイレーツの一塁手として
メジャーに定着したオリヴァー。
この年、打率.285、17本塁打、70打点の活躍。

当時、パイレーツには、
大砲・ウィリー・スタージェルや安打製造機・ロベルト・クレメンテが
主軸に君臨していたが、若きオリヴァーもその一角を占め、チームを牽引した。
ポジションも当初は一塁だったが、
71年頃から、クレメンテと共に外野を守るようになった。

オリヴァーの真骨頂は、なんといっても、左右に打ちわける
鋭いラインドライブ・ヒットであろう、
ホームランは決して多くはないが、勝負強い打撃も光った。
左右の打席の違いこそあれど、
大先輩のチームメイト、クレメンテに似たタイプのバッターといえるだろう。

71年は、打率.282 64打点の成績を残し、チームはリーグ優勝、
ワールドシリーズでは、自身の調子こそ奮わなかったものの、
世界一の美酒に酔いしれる事が出来た。

72年、打率.312、89打点の好成績を残し、
初の打率3割に到達する活躍を見せるが、
この年の年末、ロベルト・クレメンテを飛行機事故で失うという悲劇が起こった。
この死によって責任感を強くしたのか、
オリヴァーは翌73年以降、本領を発揮し始める。

73年、打率.292、20本塁打、99打点と、
2部門で、これまでのキャリア・ハイの数字を残すと、
74年には打率.321、85打点。
76、77年と2年連続で打率.300以上の
安定したヒット・メイカーぶりを見せつける。

78年にはア・リーグのレンジャーズに移籍となるが、
新天地でもオリヴァーはヒットを量産し、
結局、76年から9年連続で打率.300以上をマークした。

中でも、エクスポズに在籍していた82年は
204安打、打率.331、109打点の成績を残し
最多安打、首位打者、打点王を獲得、
初のタイトルを獲得する大活躍であった。

85年、現役を引退したが、通算2743安打を打ち、
ア・リーグ、ナ・リーグの両リーグで
打率.300以上の打撃成績を残している。


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