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file .273 Charlie LAU【チャーリー・ロウ】

2009-01-22 | JKL
【ロウ師】
Charlie LAU

1956年から11シーズンに渡り、
タイガースや、オリオールズで
捕手としてプレーしたロウ。
選手としては、通算527試合、打率.255、16本塁打、140打点...と
平凡以下の成績しか残せず、67年に現役を引退する。

ロウの名が広く球界に知れ渡るのは
コーチとしてロイヤルズに入団してからであった。

打席で前屈み状態になり、
体重を軸足にかけ、ボールを待ち、
そして身体をひねるようにスイングする。
前屈み状態になる事でストライクゾーンを狭め、
打球は右へ左へ打ち分けるスプレーヒッティングを心がける。

その打撃法はメジャーリーグに広がり、
それまで打撃のバイブルとされていた
テッド・ウィリアムスの論理に取って変ったと言われており、
当のテッドはロウの方法論を忌み嫌っていたという...。

ロウの一番弟子といえば、
何と言ってもジョージ・ブレットであろう。
師の教えに忠実に従ったブレットの偉業は
今更語る事も無い事である。

特に76年は、ブレットとハル・マクレー、
同じ師を持つチームメイト同士が
激しい首位打者争いをくり広げ、
(結果は1厘差でブレットに軍配)
ロウの名を一層、世に知らしめる事となる。

他にも、ピート・ローズやトニー・グウィン、ウェイド・ボックスら、
錚々たる面々に影響を少なからず与えた...と考えられている。

1984年、51歳の若さで癌の為、死去。

ブレットは語る。
「ロウの教え.......、当初は、それが私の人生を
 どれほど変える事になるか、全く解っていなかったよ」


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