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file .271 Rey ORDONES【レイ・オルドネス】

2009-01-17 | MNO
【the man from cuba】
Rey ORDONES

キューバはハバナ出身のオルドネス。
1996年、アメリカに亡命し、ドラフト外入団でメッツと契約、
その年、メジャーデビューを果たした。
(亡命キューバ人としては史上2人である。)

打率.257、1本塁打、30打点、1盗塁と
打撃面では非力で出塁率も低く、見るべき点は皆無であったが、
オルドネスの武器はその遊撃守備にあった。

守備範囲がズバ抜けて広く、
頻繁に見せるアクロバッティングなフィールディングは
見る者を、おおにに魅了した。

守備に堅実さが加わった1997年からは
99年まで3年連続でゴールドグラブを受賞し、
オジー・スミスですら
「ありゃ俺の再来だぜ」と公言してはばからず、
その世の常のものとは思えない華麗な守備は、
日本のスポーツ番組も、単独でオルドネスを特集した程であった。

99年は、4失策で守備率.994をマークし
101試合連続無失策の記録を樹立したものの、
2000年、東京での開幕シリーズでエラーしてしまい
記録がストップしてしまう....という事もあった。

守備では他を寄せ付けない存在感を見せつけていたオルドネスだったが、
打撃だけは上達する事は無かった。
99年にマークした打率.258、1本塁打、60打点、出塁率.319という数字が
キャリアハイな位である。

2004年にカブスで23試合プレーしたのを最後に
メジャーではプレーしていない。

通算9年間で、打率.246、12本塁打、287打点を記録。

打撃スタッツでは平凡以下の数字しか残せなかったが
その守備は、永くメジャーファンの間で語り継がれるであろう。