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file020 Anthony YOUNG 【アンソニー・ヤング】

2005-09-24 | YZ
【5-35】
Anthony YOUNG


1試合で20もの三振を奪ったクレメンスやケリー・ウッド
84試合連続でセーブに成功したガニエ
59イニング連続無失点で押さえたハーシハイザー

ノーラン・ライアン......カールトン......ボブ・ギブソン.......

キラ星のごとく輝くメジャーリーグを彩った名投手達...。

そして通産14勝48敗、メッツのアンソニー・ヤングも
野球ファンに強烈な印象を残した名投手である。

92年レッズ戦に登板し6回5失点で敗戦投手になったヤングは
以降、先発で7連敗リリーフで7連敗、計14連敗でシーズン閉幕を迎える。
この年、2勝14敗、防御率4.17。
93年、開幕後リリーフで5連敗、先発で再出発し3連敗、
さらに1敗し、23連敗のメジャー記録に並ぶと、
7月24日まで27連敗、負けに負け続ける。
そして7月28日リリーフ登板したヤングはようやく勝利投手になったが、
その後も3敗し、結局93年は1勝のみで16敗、防御率3.77。
28日の勝利後は「ワールド・シリーズを制した気分だ」と宣ったヤング、
メッツでの成績5勝35敗18セーブ防御率3.82WHIP1.39。
巡り合わせや不運で35敗は喫したが、防御率やWHIPは決して悪い数字ではない。
そして、負け続けても腐らずに投げ続けた精神力こそ
ヤングがメジャーリーグの歴史に刻んだユニークな存在感なのではないだろうか。

http://mlb.mlb.com/NASApp/mlb/stats/historical/individual_stats_player.jsp?c_id=mlb&playerID=124685