道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

梅雨明けて

2020年07月31日 | 随想
今日は7月31日、朝からスッキリと青空が現れた。気象台は梅雨が明けたとはまだ言わない。税務署に書類を提出する期限の日に当たっていたので、ウォーキングがてら浜松城をかすめて歩くコースを選んでみた。木漏れ日の小径を歩くのは、3ヶ月ぶり。木々の緑が濃くなっていた。常の自分が蘇るような気がする。トンネルの外は、一段と明るい。台地斜面の中腹を開削した軌道跡の道を進む。右手山側には浜松城の作 . . . 本文を読む
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ツチガエルのその後

2020年07月27日 | 人文考察
7月18日以来棲み着いているツチガエルの評判が悪い。家族の者たちから、鳴き声が不気味だと嫌われている。入浴中に風呂場の窓からグェッグェッと聞こえる声が不快だと云う。ジイジは飼っているのではないか?と疑われている。四面楚歌の情況である。小学生の頃、夏休みに行っていた祖父の家の周りには、トノサマガエルがいっぱい生息していた。そのせいだろうか、カエルの声を聞くと、私は夏の多彩な思い出の数々が呼び起こされ . . . 本文を読む
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梅雨明け時

2020年07月24日 | 随想
ここ3日ほど、日毎に朝のセミの声が盛大になってきた。2週間ほど前の、耳を澄まさなくては聴こえない微かな音が、嘘のようだ。そのセミの一斉奏鳴の中を切り裂くように、遠くの竹藪に棲み着いているウグイスの鳴き声が混じる。気象台が梅雨明けを宣言する頃には、セミの鳴き声は辺りを圧するほどになり、ウグイスの声も掻き消されてしまうだろう。ウグイスも、涼しさを求めて山に移るかもしれない。暑さが本格 . . . 本文を読む
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火事場の○○○

2020年07月20日 | 随想
あれは妻が70代に達して、彼女の古希記念に九州を周遊したときのこと。 その日の目的地唐津へ行くため、佐賀駅の唐津線ホームのガラス張り待合室で、始発の普通電車を待っていた。ところが発車時刻寸前になっても電車がいっこうに入線して来ない。訝しく思った妻が待合室の外へ出、線路の行く手を見て驚愕した。なんと50mほど先の、跨線橋階段口の横に後尾を見せて停車していたのは、乗車予定の電車だった。朝の . . . 本文を読む
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招かれざる客2

2020年07月18日 | 自然観察
長雨が続いたせいか、昨日の夜、メダカの飼育槽のあたりからカエルらしい声が聞こえた。調べに行ってみたら、鉢の中のホテイソウの陰にカエルの姿が見えた。今日、改めて全身を撮った。鳴き声と姿からすると、ツチガエルらしい。カエルはオスだけが鳴いて、メスを呼ぶらしい。孫の一人はカエルの声に怖気をふるっている。昨今は、男児でもカエルや虫を嫌う子が多い。野生的な子どもを滅多に見なくなったのは、憂慮に堪えない。メダ . . . 本文を読む
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