アキアカネの乱舞を見、遠花火の合間に鳴く虫の音を聴くと、朝の蝉の声は細り微かになっている。見上げる空の雲も、夏のものとは違っていた。盆が過ぎれば秋になる。寂しさと嬉しさの綯交ぜの気持ちで、微妙な季節の移ろいを感じる。目下老生の関心事は、①鷹の羽(矢筈)ススキの穂が見られるかどうか?②30鉢のフジバカマに、アサギマダラ蝶が来るかどうか? . . . 本文を読む
約束事は、履行されるかどうかを担保するのが難しい。人類は約束を実行させるために、様々な方法・手段を編み出して来た。口頭の約束は、ほとんど履行されない。どんな約束をしたのか、当事者は勿論、立会者・部外者にも確認できる書証をつくることが、約束履行を担保する第一歩である。文書の存在しない契約は無いに等しい。国と国との、利害伯仲する問題の協議で、薄氷を履むような思いをして、針の穴を通すような詰めを重ね合意 . . . 本文を読む
日本人記者団の前では、カウンターパートナーのラトニック商務長官を「ラトちゃん」、ベッセント財務長官を「ベッちゃん」と如何にも親しげ。車に乗り込む際には親指を立て(Thumbs up)て見せ、余裕綽々振りを演じる官僚出身の赤沢ミーハー大臣、やることなすこと、これまでの、官僚のお膳立てに頼る大臣たちとはひと味もふた味も違っている。米国通を気取り、殊更交渉での活躍をメディアに強調して見せるが、時々目が泳 . . . 本文を読む
遠い昔の恋のときめきを、人は幾つになっても忘れないという。YouTubeを視聴していたら、往時旧ソ連時代の若い男女のランデブー写真と歌謡が飛び込んできた。https://youtube.com/playlist?list=RDOoiDDSakfxM&playnext=1&si=BXjv50ttfoPjOqUG若い男女の初々しいランデブー姿は、それが異国人でも歳月を経ても、ロマンチッ . . . 本文を読む
織田信長は、安土城が竣工すると誰よりも早く、徳川家康とその重臣たちを安土城に招き、城内隈なく披露した上で、当時の最高の料理で饗応した。信長の家康招待の目的は、1579年(天正7年)に甲斐武田氏との内通が疑われた家康の正妻築山殿と嫡子信康を、自分の命令で生害させたことに対する、家康とその重臣たちへの慰藉・慰労がひとつ、もうひとつの目的は、安土城に象徴される自らの強大な権力を、家康とその宿将たちに誇示 . . . 本文を読む