道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

万葉の森公園8カタクリ

2024年03月18日 | 万葉の森公園
今春初めての万葉の森公園。まだ風は強く冷たい。先ず「伎倍の茶屋」で地場(三方原)産の作物を買い、甘酒で体を温めてから、植物を見て周る。今どきお汁粉や甘酒、昔ながらの甘味を出してくれる店は珍しい。まだ樹木の梢に芽が出ていない。暖地でも空っ風の吹く遠州は春が遅い。カタクリオキナグサスモモボケミツマタいつも思うのだが、ミツマタは仄暗い場所に密生して生えているものの方が、断然花の見映えが好い。ミツマタは和 . . . 本文を読む
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万葉の森公園7ヨメナ

2023年11月03日 | 万葉の森公園
万葉の森公園の草花に、目を惹くものはめっきり少なくなった。ヨメナが咲いていた。最近は野山を歩かないので、目にすることが減っている。何年ぶりだろう。人も花も、心ときめいた対象に邂逅するのは、幾つになっても嬉しい。ノギクの仲間では、昔からヨメナに最も惹かれていた。花弁が離れていることと、花色の淡い色が好ましかった。五葉アケビの実が成っていた。美味しいものではないのだが、この実を見ると、なぜか嬉しくなる . . . 本文を読む
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万葉の森公園6「射干玉の」

2023年09月04日 | 万葉の森公園
「万葉の森公園」を2ヶ月ぶりに訪れた。先ず「伎倍(きべ)の茶屋」で冷たい甘酒を飲み、身体を冷やしてから、ツクツクボーシが翔び交う園内に入った。まだ陽射しは強いが、ムクノキの大木の陰に入ると、冷房中の屋内に居るような心地がする。江戸時代、この木が街道の一里塚に植えられ、夏の炎熱に炙られた旅人たちを至福の日陰で憩わせていたことを実体験できた。ヒオウギ・オミナエシ・フジバカマ・ハギなど、秋の草花を確かめ . . . 本文を読む
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万葉の森公園5「ソバーキュリアス考」

2023年06月09日 | 万葉の森公園
その日は、午前に夫婦揃って歯科の治療を受けたので、昼食は柔らかいものが好いと、「伎倍の茶屋」のうどんを食べることにした。店頭の農産物の平台に「三方原産馬鈴薯」が置かれていた。来園の婦人たちの中の1人が、三方原の赤土で育った馬鈴薯は格別美味しいと、誰彼かまわず旺に宣伝していた。煽られた家内は5袋も買ってしまった。うどんを食べ、冷たい甘酒を飲んだ後、公園内を散策した。たった一輪、 ナツツバキが咲き残っ . . . 本文を読む
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万葉の森公園4 「伎倍(きべ)の林」

2023年05月18日 | 万葉の森公園
万葉の森公園はウィークデーとあって来訪者が少なく、広い駐車場に車は6・7台ばかり。それも園入口の休み処「伎倍(きべ)の茶屋」に勤務するボランティアさんたちの車をも含む。この時季、園内にはあまり草花は咲いていない。シランぐらいだろうか?木の花ヤマボウシが盛りだった。姿佳く箒状に枝を伸ばしたケヤキ5・6本が、芝地を取り囲んでいる広場に、無数の白いセッカニワゼキショウが、小さな花を空を向け咲いていた。 . . . 本文を読む
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