道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

老爺の戯言

2024年02月07日 | 恋愛
成人式を過ぎた若者たちを見ると、青春の活力に充ち溢れ洵に頼もしい。わが家の孫たちの2人も、既におとなである。恋愛は未だらしいが・・・老爺にも若い頃があった。異性の気を惹くに敏な厭ったらしい青年だったと、老妻は苦々しげに吐き捨てる。そんな風に見えていたのか?若者はおしなべてそういうものだと思うが・・・老生だけが特異だったとは思えないが、彼女に言わせると、高齢になってもその癖が改っていないところが特異 . . . 本文を読む
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恋の仄めかし

2023年08月19日 | 恋愛
日本の女性は、恋情を男性にストレートに告白するよりも、仄めかす方が圧倒的に多い(多かった?)のではないかと思う。社会は、歴史的にそれを歓迎して来た。告白より仄めかしの方が奥ゆかしいからだろう。それは、女性にとっても好都合だった。日本ばかりではない。世界中の女性が直接的告白はしないのが普通らしい。仄めかしは、日本人女性に特有の習性ではなかったようだ。実は仄めかしは、相手の好意が得られなかったとき、相 . . . 本文を読む
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恋は揮発性

2023年05月25日 | 恋愛
齢の所為で、年々男女の交情に疎くなる一方である。恋愛をしなくなったらもうお仕舞いだと、ある年頃まで見栄を張っていたが、お仕舞いになってからン10年も経つと、経験不足の老生の恋愛論には何の説得力もない。孫に冷笑されるのがオチだろう。それでも恋愛は個人の人生にとって、心を悩ませる最初の重大事、お役に立つかどうかわからないが、一老人の陋見を披歴させていただきたい。所詮男女というものは、誠実な恋愛をしても . . . 本文を読む
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人間らしい気持

2023年01月31日 | 恋愛
私たちは皆、人間らしい気持を保って日々を楽しく暮らしたい。美しいものを見たとき、美しい旋律や詩に触れたとき、美味しいものを食べたとき、知り合いと楽しい会話をしているとき、愛する者の傍らにいるとき、私たちは人間らしい気持に浸り安らぎを感じる。愛する者とは人に限らない。命あるもの全てが対象になるだろう。恋している相手と居るときはどうか?というと、恋そのものが誤認や錯覚を伴う、直感的印象と本能的情熱の産 . . . 本文を読む
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情熱の熾火

2022年10月15日 | 恋愛
男女の間柄ほど理屈に合わない関係も珍しい。恋愛感情は常に理性を凌ぐ。人間同士の関係で、およそ恋愛関係ほど不条理な男女関係もない。恋愛関係は、当事者男女がお互いの相手に対する情熱を同時に自覚共有しなくては成立しないし維持も出来ない。長い期間交際していても、どちらかの恋情に熱が感じられないのなら、恋愛は終わっているのだろう。早々に仕舞う方が双方の為である。相手の情熱が感じられない交際は、恋の泉のほとり . . . 本文を読む
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