道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

サルナシの焼酎漬け

2021年04月29日 | 人文考察
妻が台所を整理していてサルナシの焼酎漬けを見つけた。梅干しのように縮んだ実を食べてみると、もう味は抜けきって、微小な種だけが舌にふれた。果実酒は、漬けたことを忘れた頃のものが熟成が進み美味しいようだ。そのサルナシ酒は、この7・8年愛飲していた上越の酒蔵を訪ねた折に、宿近くのスキー場の林で見つけ採取したもの。その辺りは、秋にはヤマブドウが多く実るため、熊注意の看板があちこちに立てられていた。サルナシ . . . 本文を読む
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難敵退散

2021年04月23日 | 自然観察
家のフェンスにセットしてある小鳥の餌台2基のうちの1つを、新しいものと取り換えた。この機会に、いつも餌台の小鳥たちの餌を横盗りしてしまうキジバトの侵入を防ぐための、ハト避け柵をフェンスの上に取り付けることにした。キジバトの侵入は、①家の前の道路上の電線→②フェンスの上縁に降下→③徒歩で餌台へ、という経路を辿る。飽食するまで食べ、その間、スズメなどが来ても、追い払って餌を独り占めする。経路を遮断する . . . 本文を読む
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遅きに失する

2021年04月19日 | 随想
遅きに失する、英語ではtoo lateだろうか?私は短気な気性で、早きに失することでは人後に落ちない。これまでの人生での失敗は、それに因るものが多かった。反面、遅きに失したことは滅多に無い。遅疑逡巡(グズグズ)することを体質的に嫌う、一言でいうならオッチョコチョイである。拙速という言葉は、石橋を叩いても渡れない人たちが、即断即決派を難じるときの常套語である。だが拙速は、結果に対する責任の隠しようが . . . 本文を読む
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潔癖性の欠如

2021年04月19日 | 随想
放射能汚染水の海洋放出、議論はいろいろあるが、唯ひとつだけ、これだけは言わせてもらいたい。トリチュウム処理水は、海外の原発でも希釈して海洋に放出しているというが、そんな話は大多数の国民は初めて聴いただろう。為にする情報である。また、福島事故原発の廃炉作業に汚染水の海洋放出は必要だと国は言うが、これも為にする情報である。10年間検討研究して選択肢はこれひとつしか案がなかったのか?便宜性・経済性が優先 . . . 本文を読む
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多様を知りたがる心

2021年04月19日 | 人文考察
多様を知りたがる心が好奇心というものである。人によって好奇心に強弱がある。好奇心の強い人は多様を好み、浅く広く知りたがる。多様を好まずひとつのことに熱中するのも好奇心の表れである。子どもはなべて好奇心が強い。成人すると大方は専門を見つけ、専門に没頭するようになる。安住の場を見つけたことは幸福を見つけたことである。専門を見つけ得なかったか見つけようとしなかった人もいて、彼は多様に悦びを感じる人である . . . 本文を読む
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