道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

驕慢

2022年10月31日 | 人文考察
政治家は一般に人格・知能・識見において衆に卓れ、志操堅固の人物でなくてはならない。しかしこの世にそんな理想的な人間は居るはずもなく、中には家業として世襲したり、政治家を職業と勘違いする心得違いの人も多い。選挙で選ばれることで、高慢心を発する人が一定の割合で出現するのは避けられない。早くその様な人を見つけて、政界から排除しないと、将来の国政に禍根をもたらすことになるが、地縁・人縁がモノを言うこの . . . 本文を読む
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合理性の較差

2022年10月29日 | 人文考察
コストコの会員証の期限が過ぎていたので更新した。書類を書くとき、思いを新たにしたことがある。日本法人だから当然日本語の申込書だが、書式は米国式、日付欄が日/月/年になっていた。私たち日本の書式の文書日付はこれと逆の年/月/日である。単に文化の違いの瑣末なことと看過すべきではない。この日付認識の違いに、彼我の根本的な精神構造の相違、合理性の較差というものが歴然と顕れている。私たちは日常の生活において . . . 本文を読む
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健康周期

2022年10月27日 | 健康管理
これは自身の経験に照らして感じていることだが、どうも体の総合的な健康というものは、一年のうちで2回ほど周期的な波動を繰り返しているように思える。冬に好調の山があると、春から夏にかけて不調の谷があり、夏が好調だと秋から冬にかけて不調の底が来る。落差は微小で、それと気づかないことも多い。この波動を正確に掴むことができるなら、先手を打って対処し、より健康な生活を維持できるはずだが、波動は微妙に波長と振幅 . . . 本文を読む
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焼玉エンジン

2022年10月20日 | 人文考察
人は眠っている間は、呼吸数も呼吸量も最低になり、血流量も減って、代謝量が基礎代謝量近くにまで下がる。睡眠中はそれで足りるからだ。したがって、目が覚めたからといって、老人は直ちに行動スタンバイとはいかない。体中の筋肉は寝ている間に拘縮し、内臓諸器官は未だ働かず、頭はぼんんやりしている。唐突ですが、ここで話を小型船の機関に飛ばさせていただきます。ガソリンエンジンやディーゼルエンジンが小型軽量化されるま . . . 本文を読む
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情熱の熾火

2022年10月15日 | 恋愛
男女の間柄ほど理屈に合わない関係も珍しい。恋愛感情は常に理性を凌ぐ。人間同士の関係で、およそ恋愛関係ほど不条理な男女関係もない。恋愛関係は、当事者男女がお互いの相手に対する情熱を同時に自覚共有しなくては成立しないし維持も出来ない。長い期間交際していても、どちらかの恋情に熱が感じられないのなら、恋愛は終わっているのだろう。早々に仕舞う方が双方の為である。相手の情熱が感じられない交際は、恋の泉のほとり . . . 本文を読む
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