道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

賞味期限

2024年04月30日 | 随想
食品ばかりか人にも賞味期限というものがある。人は年齢によって力量が衰えることを避けられない。定年制度が必要な所以である。選挙で選ばれる政治家は基本定年フリー、賞味期限を無視したり自覚しない陋習は改まらない。最近では、川勝静岡県知事が賞味期限切れを自覚できず、舌過事件を引き起こし晩節を汚してしまった。思えば2年前、難波現静岡市長が副知事を2期で退任した令和4年(2022年)の時点で、川勝知事は既に賞 . . . 本文を読む
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キンリョウヘンその2

2024年04月27日 | 自然観察
キンリョウヘンにニホンミツバチの探索蜂が来た。花粉を纏って巣に戻り、仲間にキンリョウヘンの所在情報を伝えるのだろうか?じっとしていないニホンミツバチの特徴と習性の一端を、間近に見ることができた。中国原産のキンリョウヘンに、ニホンミツバチが誘引されるということは、大陸と列島が陸続きだった頃の、原種トウヨウミツバチの時代に獲得した習性ではないか。列島が大陸から分離し、ニホンミツバチがトウヨウミツバチの . . . 本文を読む
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背馳の輻輳

2024年04月26日 | 随想
総じて老人の身体というものは、人に本来備わっている自律調整の機能が衰えている状態が普通らしい。ウォーキングだけではサルコペニアやフレイルを防げないというので、歩くのを止め、室内での自重筋トレに励んでいたら、足腰の筋力が弱って来た。かくてはならじと、ウォーキングに精を出せば、今度は上半身の肩や上腕の筋力が衰える。まるでシーソーかモグラ叩きの様相である。上半身と下半身の筋力を、一様にバランスよく保つの . . . 本文を読む
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キンリョウヘン

2024年04月24日 | 自然観察
ランの一種、金陵編(キンリョウヘン)の花が咲いた。今年は花茎を5本も伸ばしている。この中国原産のランは、ニホンミツバチを誘引するランとして知られている。さる知り合いの庭の梅の木にニホンミツバチが密集し、分蜂球をつくったのを目撃したことから、ニホンミツバチの特異な生態に興味をもった。セイヨウミツバチに比べると、野外でニホンミツバチを見る機会は少ない。早速ニホンミツバチの観察のためにこのランを買い求め . . . 本文を読む
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出会い

2024年04月22日 |  山歩き
この世には、後から考えて、奇縁と云うか宿縁と云うか?不思議な出会いというものがある。青年期を過ぎてからでは滅多に得られない友人を得たのは、初老と言われる50代を目前にした齢頃のことである。ある年の秋、私は幾度か山行を共にしたことのある知人と2人で、北遠のさる山に登った。その山は、私は30代の頃に、知人はもっと早く高校生の頃から、登頂を念願していた山だった。共に旧い案内書で知ったその山は、当時では人 . . . 本文を読む
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