富士山が初冠雪し、上着の欲しい日もある秋たけなわのこの季節に、オンブバッタを見つけた。
木枯らしが吹き始めないうちに、産卵を済ませなければならないはずだが、のんびりした虫もいるものだ。 だが、このカップル、若々しいメス(大きな方)に較べてオス(小さい方)の老化が著しく?ヨレヨレに見える。これでも生殖は大丈夫だろうか? . . . 本文を読む
先日、見慣れないサナギを見つけた。蝶か蛾かわからない。脚部のうちの5対が金色の金属光沢を放っていた。初めて見たので驚き、とりあえず虫カゴに容れておいた。
10日ほど経った今日、サナギが蝶になったと孫が知らせに来た。羽化したばかりの成虫を調べると、ツマグロヒョウモンのメスだった。金属光沢の脚も この蝶のサナギの特徴と知れた。幼虫の時の食草はスミレとか、そういえば家の周りの道端にスミレが多い . . . 本文を読む
これは笑い話ではない。本当に見聞きしたことである。
平成28年、九州中央部で大地震があった。被害は甚大だったから、テレビはこの報道一色になった。
あるテレビ局で、地震学の専門家を招いて、キャスターが次々と質問を発していた。
◯キャスター
「この2つの断層が交わる阿蘇山のとの関係は? 」
◯東大の地震学者
「ハッキリ言いますが、よくわかりません!」
◯キャスター
「??? . . . 本文を読む
芙蓉の花は、学童だった頃の遊びの思い出に繋がる。通学路の途中に医院があって、道路に面してかなり大きな芙蓉の木が植えられていた。
この花には、通称チビドリという茶色の小さな蝶、セセリチョウ目のチャバネセセリをはじめとする多くの仲間が蜜を吸いに集まる。花に群がるその数は、無数と言って良いほど多かった。
通学の帰りの道すがら、この花に群れるチビドリを捕え、メヒシバという草の茎の先 . . . 本文を読む
秋は名月で始まり、祭りで本番を迎え、紅葉で終わる。
「仲秋の名月」などと気取った小難しい名称より、子供の頃から慣れ親しんだ「お月見」の方が耳触りが好い。もっと耳触りの好いのは「十五夜お月さん」だ。
昨年は、友人のお宅で、玄関に活けてあった斑入りのススキを見て、お月見が懐かしいと言ったら、数日後に月見の宴への招待に与った。
夫人の手料理とお酒 . . . 本文を読む