こどもの頃から、興味のないことに時間を奪われることが嫌いだった。その上従順でないから、習うということに適さない。興味のあることにだけ集中力を発揮する不埒で我儘なこどもだった。学校の授業でも、興味のない教科はうわの空で聴き流し、別の興味のあることばかり考えていたように憶えている。先生からは、問題のある生徒に見えていたことだろう。こどもに通例のワンパクなところはなく、妙に大人しいので扱い難い。昔の言葉 . . . 本文を読む
資本主義とは、ストレートな表現が許されるなら、欲望主義の語が正鵠を射ていると思う。欲望主義という言葉ではあまりに露骨すぎるので、経済学は資本主義(capitalism)という穏当な言葉を編み出したのではないか。欲望主義なら、植民地主義が資本主義の申し子であることもすぐ理解できるのだが。人類は生存の本能により、身内に具わる欲望を満たす為の行動と工夫を重ね、適応進化して来たと思われる。私たち人類の進歩 . . . 本文を読む
整理と整頓とは異なる概念だと、大昔、新入社員の研修で「事務機のイトーキ」の専門家から教えられた。整理とは廃棄を含むもの、整頓とは見た目綺麗に並べ揃える、つまり並び替えるに留まるものとか。その後20年くらい経って、初めてイギリス・ドイツ・ベルギーを訪れた時、旅行者の目に触れる銀行や郵便局、市役所などのオフィスが実に整然としていることに瞠目した憶えがある。文書その他の雑品がデスクトップに一切見当たらず . . . 本文を読む
政治の歴史を顧みれば、この世に清廉な政治が行われた験しは、殆どなかったと理解していて好いのではないか。人には程度の差こそあれ欲望があり、富と地位への執着がある。誰が政を行おうと、権力の側に在る人たちが、人性に具わる欲動から縁を断つことなど出来ないだろう。法律や制度を作って、政治の組織が恣意的になったり腐敗するのを防ぐのが精一杯。政治家個々人に、生まれつきの欲動を抑えるよう倫理やモラルを求めても無駄 . . . 本文を読む
インナーマッスルのうちで最も重要な筋肉を挙げるなら、大腰筋ではないかと私は思う。過去ログのも併せてご参照下さい。大腰筋と骨盤 - 道々の枝折「骨盤後傾を防ぐ」の記事をupしてから11ヶ月、防止対策への理解は一段と進み、骨盤後傾には〈大腰筋〉の衰えも大きく関与することを知って、漸く本丸にたどり着いた思い。...goo blog 2本の大腰筋の両端末はそれぞれ脊柱の両側と左右の太腿骨に付いて . . . 本文を読む