日本外交官300m出勤中襲われ負傷…イエメン
読売新聞 12月15日(日)17時57分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131215-00000464-yom-soci&pos=4

【カイロ=溝田拓士】在イエメン日本大使館によると、首都サヌアで15日午前7時45分(日本時間午後1時45分)頃、大使館領事部(警備担当)の30代の男性2等書記官が車で出勤中、武装集団に襲われた。男性は頭から出血するなど負傷し、病院に搬送された。意識はあり、命に別条はないという。
イエメンの大使館職員は治安上の理由から、ホテルに長期滞在している。男性は1人で運転してホテルから約300メートル離れた大使館に向かう途中、武装集団の車に突然進行を遮られ、停車させられたという。
車外に出された男性が携帯電話で大使館に連絡し、警備員が駆けつけたため、武装集団は男性の車を奪って逃走した。イエメンでは外国人拉致事件が多発しており、強盗目的との見方のほか、武装集団が日本大使館職員を狙って拉致しようとした可能性もある。
男性の車のすぐ前を運転していた別の男性職員は本紙の電話取材に、「ホテルと大使館は車で数分の距離で、通勤ルートも定期的に変えている。バックミラーを見たら(男性の)車が見えなかったが、まさか襲われていたとは……」と話した。
同国では、国際テロ組織アル・カーイダ系「アラビア半島のアル・カーイダ(AQAP)」など複数の武装組織が活動。今年8月には在イエメン米大使館を狙ったテロ計画が発覚した。
最終更新:12月15日(日)22時41分
読売新聞
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