社会断想

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江戸中期の大水利工事 もっと誇るべき

2016年04月21日 15時41分16秒 | 社会断層

陽春の日を浴びながらあるグループとともに関東平野西南部平野を歩いた。

主な目当てはこの地域に発達した用水路系を辿りこの用水路網を開発・開拓した先人の遺業を偲ぼうと

いうものである。

二つの水路(川)の高低差を克服してまじあわせることなく立体的に交差させるという。

この工法ははサイホン原理を利用した通称「伏越し」といわれるもので、高い技術力を証明している。

幕臣 井沢惣兵衛為永なる人物の1700年代の傑作だという。

この「伏越し」技術がキーになり関東平野の一角に総延長80キロメートルとなり大用水路ができ日本の三大農業

用水路の一つといわれる。

地域住民はもっとこの事を誇りにし、PRして地域活性化に生かすべきではなかろうか?

同行グループは一応インテリ層といって良いと思うが、小生を含めてこの存在を実地に見るまでは知らなかったという。

伊能忠敬の4000万歩の日本国測地測図の業績に比べるにはスケールの点では小さいかもしれないが測地、測量および

水利工学等の技術は当時として世界に誇りうるものだと思う。

 

 



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