社会断想

諸々の社会現象にもの申す
中高年者・定年退職者向け

漢字が書けナーい!

2007年03月02日 13時48分01秒 | Weblog
漢字が書けなーい!
最近とみに漢字が書けなくなった。徐々に進行するボケの所為かと思ったりするのだが、どうやらそれだけではなさそうである。
最近といってもワープロ・パソコンを使い出して十数年、文章書きはほとんどワープロ・パソコンに頼っているので、自ら手書きのチャンスがうんと減ったのである。
しかしワープロを使う以上ワープロが提示してくれる漢字群から正しい目的の漢字を選択する必要がある。今までのところ、大体正しい字を選んでいると自信を持っている。
と云うことは書ける漢字は減ってきているものの漢字の選択力即ち読解力は落ちていないわけである(と思う)。
この読解力の元はどこから来たか?自問自答してみる。
小生、愚考するにそれは小、中及び高校の漢字書き取りの練習の賜物であると思う。
漢字の書き取りは苦手で、概して成績のよかった国語のマイナス点をこの書き取りで稼いでいたと思う。そんなわけでワープロの出現は小生にとっては福音でもあった。
ワープロ出現以前に漢字の書き取りで苦労した人達は、まあよしとしよう。
ところがである。これからは、いやとっくにそうなっていると思うのだが、文章書き=キボード打ちとなっている現在、キーボード世代に「書けなくても読める」漢字を如何に教えたらよいか?如何に自得したらよいのか?という疑問に突きわたるのである。
結局ワープロはワープロとして大いに使えばよい(そういう世の中だ)。しかし小、中学校では漢字の書き取りとその意味をしっかり教えるべきだと思う 。
さもないと当て字漢字だらけの奇妙きてれつな文章が氾濫するようになるのではなかろうか?何か妙案があればご教授願いたい。
このブログは最近の朝日新聞夕刊紙上、一橋大学安田助教授の(ITで「書く」から「打つ」世代増え「読める漢字」追認か?という寄稿文を読んでの感想である。

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