社会断想

諸々の社会現象にもの申す
中高年者・定年退職者向け

探鯨水上機「バタバタ号」

2008年02月21日 16時53分49秒 | Weblog
水上飛行機バタバタ号の想い出
最近の新聞紙上やTVで捕鯨関連のニュースがよく出る。
この類の記事や画面を見ると遠い昔子供時代のある光景を思い出す。
郷里の隣町に近海捕鯨の基地があり、そこは捕鯨銃を使う近代捕鯨の発祥地ともいわれている。もっともこの事はずっと後年になって知ったことで子供の小生には知る由もない。その捕鯨基地に付属していた探鯨用の水上飛行機が表題のバタバタ号である。
尤もこのネーミングはそのエンジン音から子供たちが勝手に付けた名前である。
その時代(昭和12年~16年ぐらい)にしてもいかにも古い飛行機である。
中古のお下がり、そのま又お下がりを重ねての最後のご奉公なのであろう。
そのバタバタ号が何らかの理由で近くの川に着水することがある。
そのバタバタという息絶え絶えのエンジン音で子供たちは一斉に河岸に向かって走り出す。川の中程に着水した飛行機は一休みすると間もなく又バタバタと喘息を抑えて飛び立つ。多分一休みすると気を取直してよいこらショット飛び立つのである。
そんな想い出に浸りながら新聞・TVを見ていると捕鯨に対する日本の当局者の対応は 何とも中途半端である。このあたりのことについては別の機会に意見を書きたい。