社会断想

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出産育児安心環境の一番の決め手は? それはオバーチャン

2006年06月04日 11時00分39秒 | Weblog
出産育児安心環境の一番の決め手は? それはオバーチャンの存在
2005年度の人口が1898年以来初めて減少した(戦時中の特殊期間を除く)と厚生労働省がこのほど発表した。
一人の女性が産む子供の数の平均である出生率が1.25と 過去最低となったのが原因であるとのこと。
これに対して政府は少子化対策担当大臣を置き、少子化に歯止めをかけようとひっしである。その概要は次のようなものである。
●0~2才児をもつ世帯に児童手当の追加手当支給
●出産育児一時金の支給手続きの改善
●高校生、大学生対象の奨学金事業の拡充
●企業による仕事と子育ての両立支援を推進
●残業の賃金割り増し率の引き上げ
●保健師らによる育児支援家庭訪問の充実
●児童の登下校時のスクールバス導入の推進
(●の項目は読売新聞6月1日朝刊より)
成る程もっともな対策案であるが、私は「何か足りない」と思うのである。
それは何だろう?
これから仕事を持つ女性、共働き女性はますます増えると考えられる。
その彼女たちが一番安心して出産、育児が出来る環境は自分や夫の両親(同居乃至は近所に住む)に子供を遠慮無く預けられることではなかろうか?
またそれに準じるような近所のオバサンの存在或いはそのグループではなかろうか?
出生率の東京0.98の最低と沖縄の1.47の最高の数字が、これを裏付けるのではなかろうか?
その意味で保育園、幼稚園と連携したオバチャンのボランティア・グループの結成と維持に予算をつけたら良いと思う。
男性の私は出産できるわけでもないし、育児について何らの見識もないが、娘2人のそれぞれの出産、育児の過程での妻の貢献ぶり?を見てかく思うのである。