社会断想

諸々の社会現象にもの申す
中高年者・定年退職者向け

テクノ・ジジーがテクテク・ジジーに 箱根散策

2005年11月04日 12時55分20秒 | 大定年時代
 テクノ・ジジーがテクテク・ジジーになって 箱根散策
電気通信大学のオールドOBで小田急沿線に住むグループ10数名が箱根を一泊2日で散策した。
初日は曇り日で時々陽差しものぞく天候のもと定番ルートで大湧谷にいたる。
丁度時分時なので展望レストランで昼食。後は谷向の噴煙穴を覗こうということになる。ご存じ温泉黒卵を作っているところ。黒卵を食べる。味は普通のゆで卵と変わらない。
たまたまNHKがこの大湧谷風景を取材、実況中継をしていた。後日リーダーのY君のメールによればY君夫人がこの実況を偶然見つけ、急いで録画したそうだ。同行者が何人もチラッとだけど写っており、私もその一人であったとのこと。
此処で一行は散歩班とカメラ班に別れる。
散歩班の行路は下りのみで登りはないと聞いたので散歩班に参加。確かに下りが延々と続くが段々道でそれほど楽ではない。同行のT君より段々道をより楽に歩く方法を教えて貰う。それはジグザグに歩くというものである。確かにその方が段差での衝撃は少ない。
いつも思うことだが、この散歩会では同行者の誰彼となく教わることが多い。
途中から雷が鳴り始め、その内雨模様となったが無事今夜の宿「仙石荘ロッジ」に辿り着く。「仙石荘ロッジ」はIBM社の保養所である。同行のM君がIBM元社員でM君の世話でこの宿が確保されたのである。清潔な小型ホテルといった感じでさすがIBMさんと思った。
翌日は昨日の薄曇り後雨が嘘のように晴れ上がりロッジの窓から外輪山脈越しに富士山がくっきりと顔を出していた。
過去何度も箱根にきているが、いつも曇りやガスで富士山は拝めなかったのでラッキーという感じである。
此処でも散歩班と写真班に分かれる。今度は写真班に加わる。歩かなくて済みそうなことと有名なすすき野を是非見たかったからである。
是非見たかった訳は前回の野川をたどる散歩会で深大寺植物園での一むらのすすきが見事であったのを感心していたところ、その時の同行者の一人K君が仙石高原のすすき野を見ることを勧めてくれたからである。
なるほど、その広漠たるスケールといい野趣といい、深大寺植物園のそれとは比べものにならない。この年までたびたび箱根に来ていながらこの景色が始めてとは私も少々抜けていると内心恥じた。
バスで桃源台に下り、海賊船に乗る。この船は私にとってお馴染みであるが、今回はちょっと雰囲気が違って感じられた。それは中国人観光客団体が乗り合わせ、そこかしこで中国語が飛び交っていたいたことである。中国沿海地方の経済発展がめざましいとの話はもはや常識であるが、その勢いが日本の有名観光地に押し寄せて来ているのを実感させられた。余談だが、観光バス「はとバス」の巡回コースの終点は今や秋葉原であり、どっと中国人観光客が下りるそうである。
船上でチラッと顔を出した富士山のスナップを撮り、元箱根で下りる。
此処で散歩班と再合同し昼食となる。食堂のやり手婆さんとした女将さんがしきりにワカサギ定食を勧めるのでほぼ全員がそれを注文する。
誰かが「ワカサギが小さい」と云っていたのでまだ最盛期ではないようだ。
昼食後任意解散となるが、散歩班は又どこかに行くそうだ。
テクノ・ジジーはテクテク・ジジーでもある。