底冷えや省エネ思い温泉(ゆ)に浸かり
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朝から寒い!しかも雨が降っている。暖房効率の悪い我が家を抜け出して、河津の国民宿舎かわづに行く。開始予定より30分ほど早かったけれど、すでにお湯が満ちているということで、入れてくれた。欠け流しの広い湯船の一番風呂に、窓の外の紅葉を眺めながら入る。金なけど、至福の時である。
温泉は燃料もいらずに、身体が芯から温まる、究極の省エネである。フロントのお . . . 本文を読む
藪中のムシ避け採らむ梅もどき
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この時期、肌を刺す虫はいなくなったが、コセンダングサの逆さとげなどのひっつき虫やノバラの棘を掻き分けて、やっとの思いで、梅もどきを採ってきた。昨年は高床切りバサミを伸ばして採れたのだが、今年は、大きく川中の方に倒れた木の枝に絡みついて遠のいてしまった。やむなく、藪を掻き分け、川に降りて採取した。
ひっつき虫=かぎ針や逆さとげによってヒトや動物の皮膚や衣類に . . . 本文を読む
万両が笑みで迎える鉢の山
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鉢の山のいたるところに万両がある。鳥がついばんで種を広げ、自然に増えていったようだ。赤い実をつけているのが一般的だが、中には、白い実をつけたものも散見する。 . . . 本文を読む
いじらしやネギ苗じっと霜に耐え
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ヤーコンの茂みを伐採したら、隣に、細いネギが生えていた。日陰で、成長もままならなかったのであろう。そろりと抜いて別の場所に植え替えた。小さいながらも、定着し、霜降る寒さにもじっと耐えている姿がいじらしい。春まで頑張ってほしい。(中伊豆体験農園日誌) . . . 本文を読む
冬ざれやシイの木倒る昼寝かな
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・シイタケ栽培用の榾木(ほだぎ)に使う木(ナラやシイ)が、あちらこちらで切り倒されている。でも、春には、切り株から芽が出て、再生する。再生力の強い木々だ。
・樹木は葉で養分をつくり、幹や枝に貯蔵して新芽の準備をする。落葉樹が赤や黄に色づく頃は貯蔵養分の多い時期。シイタケはマツタケと異なり、死物寄生菌で、枯れた材に発生するので、伐採後に葉を付けたまましばら . . . 本文を読む
ヤーコンをどうぞどうぞと醤油漬け
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フラクトオリゴ糖が豊富な健康野菜「ヤーコン」を食べてみませんか。
中伊豆体験農園管理組合では、現在、農園利用者にヤーコンを無料でお分けしています。
管理棟会議室に置いておきますので、お持ち帰りください。
なお、レシピのコピーも用意していますので、料理の参考にしてください。
また、組合長の奥さんが作った、ヤーコンの醤油漬けも用意しましたので、試食してみて . . . 本文を読む
苔道をゆっくり歩く老夫婦
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朽木や道路の一部が苔むしている。滑らないよう、ゆっくり、慎重に降りる。第二駐車場から頂上までの周遊道路はセラピーロードといって、主に緩い傾斜で構成されており、一般の歩道よりも道幅を広く取り、歩きやすさを考慮するなどの配慮がされたコースを中心に選定されている。全国57の森が指定されており、静岡県では河津・鉢の山が唯一指定されている。(http://www. . . . 本文を読む
みかん採り陽射しまぶしき空青し
ヒヨドリが食べごろ教えるみかん狩り
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友人のみかん畑にて、青島みかんの収穫を手伝う。天辺付近のみかんにはヒヨドリやメジロがついばんだ穴があいているものが多い。完熟したころを見計らってやってくるのだそうだ。ついばまれたみかんが多い木はきまって甘く、ほどよい酸味が残り、ジューシーだ。彼のこだわりは、木で完熟させて収穫することである。手伝い賃かわりに大 . . . 本文を読む
梅もどき届かぬ枝に余裕顔
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木枯らしが吹き、木々の葉がすっかり落ちると、梅もどきの実が姿を現わす。
高い木の上に寝そべっているようにたくさんあるのに、高枝きり鋏では今一歩、届かない、残念。 . . . 本文を読む
首なけどけなげに守る石仏群
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河津・鉢の山の頂に火口をめぐる周遊道あり、その中に20体ほどの石仏群と小さな社がある。石仏の多くは頭が欠け、社は半ば土中に埋まっている。
近くに立て札あり、石仏群の由来が記してある。当時は、村の人々が、254-2014-11-30 097薪拾いや山菜採りに、頻繁に登ってきていたのであろうが、今では訪れるひともあまりないようだ。
車で第二駐車場に来る途中 . . . 本文を読む
枝ぶりの良き場所で首をつり
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河津・鉢の山の第2駐車場に着き、車から降りると。目前に枯れ木あり、枝の先に何かぶら下がっている。
首吊り跡かと、一瞬ギクッとしたが、折れた枝が垂れ下がっていただけだった。 . . . 本文を読む
頂に風車現る風まかせ
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河津・鉢の山の向かいの山の頂に、浮力発電の風車が林立している。一番左側は現在建設中。再生エネルギー発電として注目されているが、自然との共生が難しいようだ。 . . . 本文を読む
空澄みてブラックウォーターヤシャブシの実
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鉢の山の頂上に、ちょっとした広場あり。ベンチもしつらえてあり、眺望を楽しめる。
ブラックウォーター用に有用(水槽の浄化など)だといわれるヤシャブシの実の先に澄み切った青空が広がる。
昔、炭俵に木の実が、よく付いていた。炭焼き用の木として使われていた。 . . . 本文を読む