<1-6の課題>
1,ダジャレをいくつか考える。(ダジャレは良く知られたものでも良い)
2,それを元にした狂歌づくりに挑戦。(途中経過の提出も可です。)
3,隠し題の狂歌に挑戦。(隠す言葉は5文字程度とする。途中経過でも可。)
<1-6の添削>添削 青村豆十郎(青=小生提出句、茶=先生の模範句、赤字は小生のつぶやき)
・ダジャレの狂歌について注目点は「ダジャレを狂歌にする時に、何か他の要素を加える」ということ。
折角ですからダジャレで言うと「ダジャレを強化してから狂歌」です。
そのポイントをおさえた上で、形を「五・七・五・七・七」にする事にも意識を向けましょう。
その時に重要なのはダジャレの鍵となっている部分が何字であるか、です。
その字数と、狂歌の五七五七七 各句に重要度とを考え合わせ重要な句を優先して埋めていきましょう。
・隠し事を各誌ごとに書く仕事
*書くしごと 永年続け 隠し事 忘れけり
同音が三度繰り返される高度なダジャレですが、それでも狂歌にするには長さが足りません。
そこで「時事ネタ」を足して強化してみましょう。
また、繰り返している言葉は「かくしごと」の5字(五音)ですから五七五七七の上五下五そして二字加えて下七(結句)に配置するのが良いでしょう。
「書く仕事 していた知事は 各誌毎 違う説明 する隠し事」
例えばこんな形にすると良いでしょう。
(先生、スバラシイ!)
・スコッチのグラスこっち
*足りないぞ 注ぐスコッチ こっちにも 少しくれ
このダジャレは「グラスこっち」が一番のポイントです。
「グラスこっち」は6字(六音)ですから、助詞を付けて、五七五七七のどこかの七に入ります。
セオリーどおり七音の中で一番重要な結句に置きましょう。「スコッチの」は5字ですから要に置きます。
間の七文字を何かで埋め、頭の五・七を考えます。
ここはダジャレを活かして「グラス」の隠し題にしてみましょう。
「のみ急ぐ ラストオーダー スコッチの お替わり頼む グラスこっちに」
例えばこのような感じに仕上がります。
(なるほど!)
・抹茶くれないと、待っちゃくれない。
*のど渇き 待っちゃくれない コップいっぱい 抹茶くれ
「まっちゃくれない」7字(七音)と「同音」部分が長めのダジャレです。
このように長いダジャレはそれを中心的な「掛詞」として使いながら、周辺に縁語や掛詞また時に隠し題などもちりばめて作品にすると良いでしょう。
「抹茶くれない」と「待っちゃくれない」から「菓子・貸し」「お茶を一杯・期限いっぱい」など組み合わせて
「資金繰り 今年いっぱい 返済は まっちゃくれない 甘くないかし(菓子・貸し)」
こんな風にすると名作になります。
・待合室で抹茶アイス
*待合室 みんな並んで 抹茶アイス 注文す
完全な同音ではなく「似た音」の組み合わせを用いたダジャレです。
それを活かす為にはもう一フレーズくらい似た音をもってくると分かりやすくなります。。
また、「待合室」と「抹茶アイス」はどちらも6字です。
五七五七七の中七、上七、下七にダジャレのフレーズを配置します。
「和の香り 待合室に 輪が生まれ 抹茶アイスと わが街愛す」
「待合室」「抹茶アイス」「街愛す」にしてみました。
(なるほど!)
3,隠し題の狂歌に挑戦。(隠す言葉は5文字程度とする。途中経過でも可。)
・山里は冬そさひしさまさりける人めも草もかれぬと思へは(古今集 巻六:冬宗于 源宗于朝臣)
*山里は冬蔬菜死様去りける人目百草も枯れぬと思へは
隠し題は既にある歌から言葉を見つけることではありません。
また、蔬菜(そさい)は契沖仮名遣い(旧仮名の基本)でも「そさひ」とは書きません。
「山里を皆も訪わぬか枯れ草の吾が宿はこれただ積む根雪」(隠し題「みなもと」「むねゆき」)
(了解!)
(実作狂歌講座より)
1,ダジャレをいくつか考える。(ダジャレは良く知られたものでも良い)
2,それを元にした狂歌づくりに挑戦。(途中経過の提出も可です。)
3,隠し題の狂歌に挑戦。(隠す言葉は5文字程度とする。途中経過でも可。)
<1-6の添削>添削 青村豆十郎(青=小生提出句、茶=先生の模範句、赤字は小生のつぶやき)
・ダジャレの狂歌について注目点は「ダジャレを狂歌にする時に、何か他の要素を加える」ということ。
折角ですからダジャレで言うと「ダジャレを強化してから狂歌」です。
そのポイントをおさえた上で、形を「五・七・五・七・七」にする事にも意識を向けましょう。
その時に重要なのはダジャレの鍵となっている部分が何字であるか、です。
その字数と、狂歌の五七五七七 各句に重要度とを考え合わせ重要な句を優先して埋めていきましょう。
・隠し事を各誌ごとに書く仕事
*書くしごと 永年続け 隠し事 忘れけり
同音が三度繰り返される高度なダジャレですが、それでも狂歌にするには長さが足りません。
そこで「時事ネタ」を足して強化してみましょう。
また、繰り返している言葉は「かくしごと」の5字(五音)ですから五七五七七の上五下五そして二字加えて下七(結句)に配置するのが良いでしょう。
「書く仕事 していた知事は 各誌毎 違う説明 する隠し事」
例えばこんな形にすると良いでしょう。
(先生、スバラシイ!)
・スコッチのグラスこっち
*足りないぞ 注ぐスコッチ こっちにも 少しくれ
このダジャレは「グラスこっち」が一番のポイントです。
「グラスこっち」は6字(六音)ですから、助詞を付けて、五七五七七のどこかの七に入ります。
セオリーどおり七音の中で一番重要な結句に置きましょう。「スコッチの」は5字ですから要に置きます。
間の七文字を何かで埋め、頭の五・七を考えます。
ここはダジャレを活かして「グラス」の隠し題にしてみましょう。
「のみ急ぐ ラストオーダー スコッチの お替わり頼む グラスこっちに」
例えばこのような感じに仕上がります。
(なるほど!)
・抹茶くれないと、待っちゃくれない。
*のど渇き 待っちゃくれない コップいっぱい 抹茶くれ
「まっちゃくれない」7字(七音)と「同音」部分が長めのダジャレです。
このように長いダジャレはそれを中心的な「掛詞」として使いながら、周辺に縁語や掛詞また時に隠し題などもちりばめて作品にすると良いでしょう。
「抹茶くれない」と「待っちゃくれない」から「菓子・貸し」「お茶を一杯・期限いっぱい」など組み合わせて
「資金繰り 今年いっぱい 返済は まっちゃくれない 甘くないかし(菓子・貸し)」
こんな風にすると名作になります。
・待合室で抹茶アイス
*待合室 みんな並んで 抹茶アイス 注文す
完全な同音ではなく「似た音」の組み合わせを用いたダジャレです。
それを活かす為にはもう一フレーズくらい似た音をもってくると分かりやすくなります。。
また、「待合室」と「抹茶アイス」はどちらも6字です。
五七五七七の中七、上七、下七にダジャレのフレーズを配置します。
「和の香り 待合室に 輪が生まれ 抹茶アイスと わが街愛す」
「待合室」「抹茶アイス」「街愛す」にしてみました。
(なるほど!)
3,隠し題の狂歌に挑戦。(隠す言葉は5文字程度とする。途中経過でも可。)
・山里は冬そさひしさまさりける人めも草もかれぬと思へは(古今集 巻六:冬宗于 源宗于朝臣)
*山里は冬蔬菜死様去りける人目百草も枯れぬと思へは
隠し題は既にある歌から言葉を見つけることではありません。
また、蔬菜(そさい)は契沖仮名遣い(旧仮名の基本)でも「そさひ」とは書きません。
「山里を皆も訪わぬか枯れ草の吾が宿はこれただ積む根雪」(隠し題「みなもと」「むねゆき」)
(了解!)
(実作狂歌講座より)
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