日本のカードゲームの代表的なものに、花札がある。これは、天正年間(1573~1585)に入ってきたポルトガルのトランプのようなものが、日本人でも楽しめるように改良されたもので、今でもゲームの一つとして残っている。別名、花カルタとも言う。1月から12月の季節の花をカードに現し、各4枚ずつ、計48枚の組み合わせにより、点数を競う。
11月の札で、雨の中、傘をさす烏帽子姿の男性の目の前で、蛙が柳の枝に . . . 本文を読む
著者:ガブリエル・ゼヴィン /堀川志野舞訳
出版社:理論社
妻を亡くしてから死後の世界を書いた本をいくつか読んだ。
ソギャル・リンポチェの「チベットの生と死の書」や仏教書籍などだ。死後の世界を説いた書籍は多い。「天国からはじまる物語」は、死後は現世の逆の道をたどるという新しい死後観で構成されている。生まれて老いるのとは逆に、死んでから年々若くなるという設定だ。ただし体は若返るが、精神的には奥行きを . . . 本文を読む