浜辺の歌

先日、個展と北川町のこどもライブ用の写真を撮りに、てくてく海へ出かけた。

場所は、青島海岸。やや北より。

ここを選んだ理由は、北側へ延びる海岸線がやさしく湾曲していることと、南に青島が望めること。

また、その海岸線にコンクリートなどの人造物が・・無理だ。せめて画角の中に入らないということ。

そんなことで決めて出かけた。

ウインドサーフィンやジェットスキーをする若者。

波打ち際でプチ海水浴を楽しむ親子。

鳥・・・波・・・貝・・流木。

　海は　いいなあ　と。

今回は、自分を撮るので砂浜に三脚を立てた。

構図を考えたり、タイマーをセットしたり、絞りを調整したりあれこれしていたら、二人組みの男性が近づいてきた。

　何だか嫌な予感。またナンパですか。。
　　浜辺でナンパ・・・ナンパセン。。なんつってとかぷくぷく思いながらセットを続けた。

男ＡかＢかどっちか「こんにちはあ」
男Ａ「いいアングルが撮れますか？」
　　（アングルは撮るもんなんかい？アングル「で写真を！」やろ）
男Ｂ「この人、プロのカメラマンやわ」
男Ａ「オレ、今日カメラ忘れてきよってん」
男Ｂ「このお嬢さんのカメラで撮ったらいいやん」

　　はあああああああああ？
　　誰も頼んでませんやんけええええええええ！

この時点で、私の頭の中の火山が噴火した

　　　宮崎で、しかも海で荒稼ぎすんな！アホ
　　　宮崎の女をなめとるんチャウカ！このドアホ
　　　プロのカメラマンは、そんな仕事せんわい。この大ドアホ

　クラゲに刺されてどっか行っちまえ！このスットコドッコイ

　私は、ひたすらカメラをセットしていたら、やがてどこかへ行きました。

　　その後、私は、浜辺で一人でいろんなポーズをとったり、歩いたり、しゃがんだりしながら１００枚近く撮影しました。

　結構・・・恥ずかしかったですが。

撮影を終えて、車に向かう途中、私が口にしていた歌は・・・

　　　ヨーロ　レーイ　レイッホー・・・
　　　　　　　　口笛は　なぜー　遠くから聞こえるの！

真夏の青島　浜辺の歌でした。