てくてく歩く ぷくぷく笑う 

自分の歩幅で、自分の速さで歩いていこう。今日はどんな日、明日はどんな日。毎日てくてく、こつこつと。

「霧島国際音楽祭」、“指導者のための講習会 ショパンのエチュードをどう弾く”

2014年08月14日 22時55分53秒 | コンサート・ライブ・イベントなど
7月29日に「霧島国際音楽祭」の、「指導者のための講習会 ショパンのエチュードをどう弾く」を聴講してきました。
私は、音楽・創作の総合的な塾を主宰しており、ピアノ教師という型にはまっていませんので。むしろ自分のために受けたようなものでした。

 講師は、ポーランド出身のクシシュトフ・ヤブウォンスキ氏でした。
 ショパンのエチュードを弾く前の練習方法から心構え、指の構造、体の使い方などとても新鮮に、驚愕の連続で学ぶことができました。

 何よりすごかったのが、エチュードの1番ハ長調の曲をナショナルエディションのテンポ 126で弾くために、ヤブウォンスキ氏は「これより速いテンポで、強い音で弾く」という練習方法を言われ、その通りに氏はどんどんテンポを上げて弾かれて、何と スマホに入っているメトロノームの最高速度206で弾いた時には、もう‘@@@@@@@ でした。
 その後 126で弾くと「ほ...ら こんなにゆっくり弾ける」と言われ、またまた@@@@。

 このブログを読まれている方の中にも、ピアノを練習している方がいらっしゃると思いますので、ショパンのエチュードを弾くためのコツ 習った事を書いておきます。

 クシシュトフ・ヤブウォンスキ氏
「ショパンのエチュードを弾きこなすためには、ショパンのエチュードを練習しながら上達しようとは決して思わないこと。またそういう練習方法を行わないこと。ショパンのエチュードを弾く前に、スケールとアルペジオをしっかり練習すること。速く・強い音で。長く弾くこと。指の強さと俊敏な動きを指に覚えさせてからエチュードに向かい合ってほしい」とおっしゃってました。

また これは自分の中の反省ですが、読譜・譜読みを丹念にする。例えば指使い、強弱、用語、スタッカート、など全て作曲者は楽曲をより豊かな音楽に到達させるために指示したものなので、それらは忠実に守ろうと思いました。

他にも、練習の時にはペダルに頼らないことも 柔軟な腕や手首作り、音づくり、運指につながると。

  クシシュトフ・ヤブウォンスキ氏  ・・・ あ! ショパン国際ピアノコンクールの審査員でした。