てくてく歩く ぷくぷく笑う 

自分の歩幅で、自分の速さで歩いていこう。今日はどんな日、明日はどんな日。毎日てくてく、こつこつと。

口蹄疫 

2010年05月09日 07時46分37秒 | 地域
口蹄疫が猛威をふるっています。

 昨日、近くのスーパーに買い物に行こうと出かけたら通行止め
 
 あららと思い、別の道に行くとまた通行止め

 住んでいる地区から口蹄疫が発生したため、今日から区への道路が封鎖されました。

 が、1本通れる道があったので区から出ると、即消毒ポイントで消毒がなされます。

 今、宮崎では口蹄疫がとどまることがありません。

 県内の国道沿いには24時間体制で消毒ポイントが設置されています。

 確か、一昨日?までは畜産農家や畜産関係の場所へ出入りする車両だけの消毒だったと思いますが、昨日からは一般車両も消毒の対象となりました。

 宮崎県内ではすでに6万頭近くの牛や豚が殺処分されているのではないでしょうか。

 一度に3千頭もの家畜を失った農家もあります。

 まるで紙くずのように処分される家畜たち。
 動物も、そして人間も常軌を逸するような光景が身近で起こっています。

 道路は消石灰で真っ白く、風が吹けば舞い上がっています。
 あちこちに、防疫服をまとった人たちが立ち並び、車両に消毒薬を吹きかけています。
 
 遠くで重機の音がすると、処分された家畜たちを埋めているのかと考えたりしてしまいます。

 手塩にかけた牛や豚は商品ではありますが、出荷するまでそれはそれは愛情を持って育てていることを、私は目で見てきました。

 その辛さを思うと、胸が苦しくなります。
 人間のものさしで、突然に命を奪われる動物たち。
 何の手立てもなくそれを見るだけの人間。
 消毒をする人たち、殺処分する人たち、動物たちを追い込む人たち。
 
 本当に、異常な空気に包まれています。

 農家の方たちは、精神的にももう限界だと思います。

 他県の報道を見ていると、とても迷惑のような原稿が読まれていますが、どうか責めるような報道はやめていただきたい。

 宮崎の人たちは、一生懸命に防疫に努めています。
 知事も、非常事態宣言を持って全県民での対応に努めています。

  先週 口蹄疫のため 宮崎県産黒豚半額にぬか喜びした事を反省しています。

 何か タミフルのような特効薬とか、ワクチンができないものかな。