CHESTNUTS's Living

Living・・・意味は「暮らし」
(なるべく)手作り、平穏で安心できる暮らしを目指しています・・・

ぶどうジャムの試練

2012-07-08 07:23:21 | ジャム・保存食
デラウェアジャムが美味しく出来たのが嬉しかったから、経理士さん(女性)と実家母に1瓶ずつあげちゃいました。
残りはあと一つ…大事に食べよう。
デラウェアはまだ出始めの果物なので、これからどんどん出てくるしお値段も安くなってくるはず。
作り方を変えたりしながら、また作るつもりです。

ただ気になるのは「ジベレリン酸処理」のこと。
出回っているデラウェアのほとんどがジベレリン酸処理をされているので、種なしになっています。
種があるのが本来の姿なんですよね。
でも確かに、あんなに小粒なうえに種有りだと、余計に食べにくいワケで~

自分は出来るだけ無農薬・低農薬の安心安全な果物を使っていきたいと考えているので、処理されているぶどうを使うのは正直悩むところ。
でももし処理されてない種有りデラウェアでジャムを作るとなると、小さい粒の中の種を取り除く作業が加わるし、
種が無いからこその粒々ジャムが出来上がるのに、それも無理になってしまう(悲)

近々ジベレリン酸処理をしていないデラウェアを入手する予定ですが、
これはもう そういうものだと割り切って、情報も開示してしまうのがいいだろうなぁと考え中。
つまり「このジャムに使用しているデラウェアは、ジベレリン酸処理をしてあります」
「ジベレリン酸処理をしていません」と公開してしまうということ。
正直にやっていくのがいいと思うので。


さて、「ぶどうジャムをあまり見かけない」という問いの答えとして、上記でも同じことを言いましたが、
手間がかかり過ぎるためコストが合わない。というのが上げられると思います。
皮をむくか裏ごすか?は、作り手が決めればよいことだけど、種を取り除くのは大変です。
まぁそれも一粒ずつカットして一粒ずつ取り除くか、又は裏ごしするかなんですけど…やっぱり大変。

もう一つの大問題は、糖度が低いと結晶化してしまうことだそうで。
ぶどうジャムを手に入れられても、食べるとジャリジャリして口当たりが悪いことがよくあります。
(本集めの他に、他店のジャムの買いあさり&食べまくりもしています。本当にジャリジャリしてるんです)
今の時代、糖度が高いモノは喜ばれないからと低糖度にすれば、どんなに丁寧に種を取り除いたとしても、結晶化を避けることは出来ない。
そうなってくると、ここで添加物などのお世話になる…という事情が出てくる。
添加物はどうしても使いたくない。と今のところは決めてるけど…


趣味で楽しく作ることと、責任を持って作ることは違います。
だから本気でやればやるほど、また新しい問題が生まれ出てくる。
それを大変だと思うか、楽しいと思うのか。
最終的には気持ちの持ちよう(精神力)が最も大事なんじゃないかなあ。
何をするにしても。




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