CHESTNUTS's Living

Living・・・意味は「暮らし」
(なるべく)手作り、平穏で安心できる暮らしを目指しています・・・

こだわりとは

2012-06-30 21:26:56 | 日々
ツイッターやってると、本当にブログに書くことがなくなるし、書く気力もなくなるわ~
…と、サボってた理由を述べてみる。

開業に向けてのジャム作りをじわじわと始めました。
大量生産には興味ないし実際無理なので、少しずつだけど地道にストックをためていくしかないだろうな、と考え中。
お試しに苺ジャムを作ってみて、次に奄美プラム、今日は庭の梅。
梅ジャムは一般的にあまり好まれないと予想してますが、酸っぱいもん好きな方は絶対にいますもんね。
遊び心で、一捻り入れるつもりですよ。

オールマイティは、自分には向いてないことを思い知りました。
自分が好きなもの、いいなと思うものに焦点を当てることにより、それが自分らしさになるんだなぁと。

沢山のジャム・保存食の本を手当たり次第、片っ端から読みました。
ジャム作りレシピのHP、ジャムを作って販売してるHP、ジャムを販売するための法律のHP等にも行きました。
お菓子作りの専門書を読んだり、保健所に相談に行ったり、合羽橋へ調理道具を買いに行ったり、ネットで銅鍋を買ったりもしました。
そんな中で思ったことは、私がやりたいジャム作りは、決してコンフィチュール作りではないこと。
お洒落の最先端を目指す気は毛頭ありません。
ただコンフィチュールが流行ったお陰で、ジャム作りが注目されつつあるのは、ある意味時代にあっているんじゃないかな~と。
その上で、なるべく安心で安全な食材を組み合わせて作っていくように心がけようと決めました。

例えば最先端の洋菓子店が、自家製コンフィチュールを使用したケーキなどを作る場合、
オレンジのコンフィチュールを作るとして、果たしてそれは安全で安心と言えるでしょうか?
製造者が国産に拘っているのならいいかもしれませんが、大抵は輸入品でしょう。
個人的偏見が入っているかもしてませんが、パティシエさんは海外で修行してきてる方が多いでしょうから、外国産の食材を使うことに抵抗が無いのではないでしょうか。
使うお菓子によってトッピングするアーモンドも食感を重視し、わざわざ産地を変えている、という記事を読みました。
それはそれで、その方の拘りの表れだろうから、否定はしません。
ただ私は、好きじゃない。

私はもっと「モッタイナイ」に拘りたい。
最高級の果物をお取り寄せしてグレードの高いものを作るよりも、庭の梅の実や、親戚から貰うブルーベリーや柿、母の知人が分けてくれる柚子やキウイフルーツを、有難く使わせて頂きたい。
そういうものは間違いなく無農薬です。
そして、そういうことは小規模でなければ出来ない仕事だとも思います。
果物を沢山手に入れることが出来る自分の環境に感謝。

もともと「こだわり」という言葉は、悪い意味で使われていたそうです。
「そんなことに、いつまでもこだわって…」みたいなネガティブイメージ。
それが、時代が変わって、いつしか「こだわりのコーヒー」などと言うように、個性を表す意味になったのだとか。

良い意味での拘りに、固執していこうと思います。