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「直虎」第47回

2017-11-27 19:08:38 | 見る
「おんな城主 直虎」第47回

信康を死なせた家康から離反しようとする岡崎城で、
家康は「自分にはこのように力がない、だから、皆の力を貸してくれ」と説得する。
万千代が、かつて直虎が百姓たちを説得するのに、自分に力を貸してほしいと訴えて、
百姓たちの信頼と支えを得たと家康に進言した成果。

今回は、直虎がいままでやってきたことが、
ところを変えて、徳川の将来につながりはじめる回でしたね。
万千代はいまや「徳川を、殿を、日ノ本一の殿にするのが自分の役目」と言うようになっている。
中野直之と六左衛門の二人が木材係として派遣されて、そこで手柄を立てて、
徳川家に仕えることになるいきさつとか、
万千代から「徳川は戦が好きではない、戦をしないで済む方向へ持っていこうとしているのだ」と聞かされた直虎が、
但馬と二人、必死で井伊を守ろう、戦を避けようと知恵を絞った日々を思い出すシーンとか、
これまでの生き方が無駄ではなかったと思わせる展開。

中野直之が、徳川に異動するのを一旦は拒んだ理由が、
「これまで俺は俺なりに折り合いをつけてきたんだ」と語るのがおもしろかった。
女なんかが殿になって、女だから守ってやらねばと自分を納得させ、
その後もやることやること裏目に出るやら、井伊を守るために井伊を潰すと言い出すやら、
さんざん振り回されたが、
それでも戦火を避けようと努力し続けてきたことをちゃんと自分は見てきた、
だからこの度も、徳川に行き、戦をなくすための戦いをともにしましょうと言ってくれて、
「男冥利につきますよ」なんて粋なせりふを言うのですが、
それは愛の告白?
女はわがままなほうが可愛いとか?

信長が一人、ものすごい悪役になってるのね、このドラマ。
その分、家康がやたらと「いい人」みたいになってる。
この人、いい人じゃないですよ。

石川数正が長身イケメンで前回なども非常に重要な役どころなのですが、
そして今回も、酒井忠次(瀬名と信康の死を食い止めることができなかった)に、
これからもともに恥を背負っていこうと、共感をもって感動的に言われるのですが、
この人、なぜここで?というタイミングで豊臣に寝返る人でしょう?

次回のタイトルが、
「信長、浜松来たいってよ」
ここに至ってこれですかぁ?
コメント
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