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「直虎」第46回

2017-11-22 22:16:49 | 見る
「おんな城主 直虎」第46回

築山殿(瀬名)と信康の死罪。
徳川家最大の悲劇。でも、何がどうしてそうなったのか、謎なんでしょう?

家康が岡崎に乗り込んできて信康を捕えるところに来合わせた直虎が、
口出しをせず、さっと引き上げてきたことを、
南渓和尚が「あそこで信康を助けよ!とか言うかと思ったよ」と言うシーンがあった。
そうそう、以前ならやらかしてるよね。
でも、年を重ねた直虎はだいぶ練れていて、
井伊や万千代に火の粉がかかってはまずいと考えるようになっている。

表向き、信康に死罪を命じた家康は、策をめぐらし、今川に交渉役を頼んで北条と結ぶ。
北条と徳川が手を組めば、武田を抑えられる、ということを手土産に、助命を願おうという考えだ。
わずかな側近しかその内情を知らないから、息子助けたさに思い詰めた瀬名は、
自分が武田と内通した張本人になろうと決意する。
その上で自分の首を差し出せば、事は済むはずだ、と。

偽の武田からの手紙をわかりやすい証拠として残し、出奔した瀬名が、
井伊谷を通って直虎に出会う。
適当にごまかす瀬名を直虎が止めるところから、
悲劇が二重写しになってた。
瀬名が徳川家のために自分を裏切り者に仕立てて死のうとしていることを、直虎は見破った。
「同じことをした者をわれは知っておるからわかるのじゃ!」
但馬か・・・
ここからラストまでずっと但馬の存在が重要な要素になってるの。すごいな、高橋一生。

直虎も、家康の命令でやって来た万千代らも、瀬名を止めることはできず、
瀬名はみずから捕らえられ、首をはねられる。
今川の交渉も実って、それでも結局、信康は自害した。
信長が許さなかったということか。

落ち込んで自暴自棄になってる家康を救ったのが、
直虎に背中を押された万千代という設定で、
「井伊の先代(直虎)はいつも一人で碁を打っていた、あれは一人ではなく、
見えない相手がいた、私はその者に碁を教わりました」と万千代が言う。
つまり但馬が家康を立ち直らせた。すごいな、高橋一生。
コメント
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